年代別 映画作品(
1963年
~
1984年
まで合計48映画作品)
1974年
精神的に満されぬ現代社会から脱皮を計る二人の若者が、短時間ではあるが二人だけの青春を精いっぱい生き、自滅するまでを描く。脚本は「ネオンくらげ 新宿花電車」の金子武郎、監督は脚本も執筆している「東京=ソウル=バンコック 実録麻薬地帯」の中島貞夫、撮影は「恐怖女子高校 アニマル同級生」の増田敏雄がそれぞれ担当。
- 監督
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中島貞夫
- 出演キャスト
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梶芽衣子
渡瀬恒彦
加納えり子
内田良平
1972年
笹沢左保原作・小説の映画化二作目。今回は原作より離れ、紋次郎の人間形成の秘密を探る。拭い難い苛酷な過去を背負い、厳しい現実に耐えて生きていく紋次郎の孤独と哀感を描く。脚本は「博奕打ち外伝」の野上龍雄、監督は「まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯」の中島貞夫、撮影は「木枯し紋次郎」のわし尾元也がそれぞれ担当。
- 監督
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中島貞夫
- 出演キャスト
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菅原文太
市原悦子
田中邦衛
大木実
“まむしの兄弟”シリーズ四作目。義理にも人情にも縛られない二人の男が次々と引き起こす騒動を描く。脚本は佐治乾と蘇武道夫の共同執筆、監督は「木枯し紋次郎」の中島貞夫、撮影は「ゾロ目の三兄弟」の山岸長樹がそれぞれ担当。 十八回目の刑務所暮らしから釈放された政は、出迎えた勝と神戸へ戻って来た。空っけつの二人は、バラック建ての歓楽街“おかめ横丁”にやって来た。そして売春バーの客となるが、女達に無一文がバレてしまい、用心棒のかなり年を取った鉄と辰の二人と大乱闘になる。ところがこの鉄と辰も、政らと同じ“まむしの兄弟”と名乗っていたので、またまた大騒動となった。翌日、刑務所で知り合った矢東会の山崎から政と勝は“おかめ横丁”の鉄らを痛めりけるようにと依頼された。矢東会とつながりのある、東栄建設が“おかめ横丁”を立ちのかせ、跡に娯楽センターを作るというのである。バキュームカーを持ち出した政と勝は“おかめ横丁”に乗り込み、鉄と辰と争っているときに、鉄の一人娘お藤が仲裁にとび込んで来た。この美貌のお藤に一目惚れした政と勝は喧嘩を中断する。それからというものは、下僕然とお藤につきまとう。その頃、山崎に兄を殺されたという若者、リキが山崎を狙うが逆に捕われ、私刑を受けた。やがて、矢東会と山崎が強制執行と称し、やくざを使って“おかめ横丁”を壊し始めた。対抗する住民と政と勝それに辰と鉄。ところが、弛けつけて来たパトカーに、政と勝が住居侵入罪などで逮捕されてしまったのである。その間、鉄が山崎に殺されてしまった。やがて、釈放された政と勝は“おかめ横丁”の壊滅と鉄の死を知る。激怒した政と勝は「おっさんの仇討ちや、兄弟死ぬときは一緒やでえ!」とバキュームカーを駆って東栄本社めざして突撃していくのだった。
- 監督
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中島貞夫
- 出演キャスト
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菅原文太
川地民夫
北村英三
殿山泰司
フランスのポルノ女優サンドラ・ジュリアンの東映作品出演二作目。江戸時代、唐島藩城主が、セックスの快感を独占すべく発令した“閨房禁止令”をめぐっての大騒動を描いた、艶笑喜劇。脚本は「喜劇 女売り出します」の掛札昌裕。監督は、脚本も担当している「女番長ブルース 牝蜂の挑戦」の鈴木則文。撮影は「まむしの兄弟 懲役十三回」の増田敏雄がそれぞれ担当。
- 監督
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鈴木則文
- 出演キャスト
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杉本美樹
三原葉子
女屋実和子
池島ルリ子
1971年
無法な新興やくざの代貸として大阪に悪名をとどとろかせた男の秘められた人間性を描く。脚本は「関東兄弟仁義 仁侠」の高田宏治。監督も同作の斎藤武市。撮影は「女渡世人 おたの申します」の山岸長樹がそれぞれ担当。
- 監督
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斎藤武市
- 出演キャスト
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若山富三郎
遠藤辰雄
菅原文太
八代万智子
北島三郎が昨年四月の「新兄弟仁義」以来、久々に主演する。脚本は「懲役太郎 まむしの兄弟」の高田宏治。監督は「極悪坊主 飲む・打つ・買う」の斎藤武市。撮影は「懲役太郎・まむしの兄弟」の赤塚滋がそれぞれ担当。
- 監督
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斎藤武市
- 出演キャスト
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北島三郎
村田英雄
伊吹吾郎
藤浩
菅原文太の新シリーズ第一作。前科一二犯の政太郎が神戸新開地で活躍する。脚本は「日本やくざ伝 総長への道」の高田宏治。監督は「驚異のドキュメント 日本浴場物語」の中島貞夫。撮影も「日本やくざ伝 総長への道」の赤塚滋がそれぞれ担当。
- 監督
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中島貞夫
- 出演キャスト
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菅原文太
川地民夫
佐藤友美
女屋実和子
- 1971年3月6日(土)
- 出演(和達の助五郎 役)
「網走番外地」「昭和残侠伝」「日本侠客伝」のシリーズを持つ高倉健の新シリーズ第1作目。原作は『週刊大衆』に連載中の藤原審爾の『総長への道』。脚本は「人斬り観音唄」の高田宏治、監督は「昭和残侠伝 死んで貰います」のマキノ雅弘。撮影は「驚異のドキュメント 日本浴場物語」の赤塚滋がそれぞれ担当。
- 監督
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マキノ雅弘
- 出演キャスト
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高倉健
若山富三郎
鶴田浩二
松方弘樹
1970年
「関東テキヤ一家 喧嘩仁義」の村尾昭が脚本を書き「渡世人列伝」の小沢茂弘が監督したオールスター任侠もの。撮影は「渡世人列伝」の吉田貞次が担当。
- 監督
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小沢茂弘
- 出演キャスト
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高倉健
大木実
若山富三郎
富司純子
1969年
「戦後最大の賭場」の村尾昭と「昭和残侠伝 唐獅子仁義」の山本英明が共同で脚本を執筆、「極悪坊主 人斬り数え唄」の原田隆司が監督した極悪坊主シリーズ第三作。撮影は増田敏雄が担当。
- 監督
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原田隆司
- 出演キャスト
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若山富三郎
大木実
寺島達夫
桜町弘子