小倉久乃の映画作品

直木賞作家・角田光代の同名小説を「海を感じる時」の安藤尋が映画化。結婚を控えた泰子の前に、かつて半年間だけ一緒に暮らしたことがある父の愛人の息子・智が現れる。これをきっかけに、2人は一緒に母親や異父妹、智の母・直子の元を訪ね歩くが……。出演は「終戦のエンペラー」の初音映莉子、「彼女の人生は間違いじゃない」の高良健吾。

女優・内山理名と韓国の実力派俳優キム・ウンスが共演するラブストーリー。韓国で働くことを目標とする女性が、若き頃の母親と同じ男性を好きになったことにより、悲しい恋と運命に翻弄されていく。決して許されない2人の恋の行方と共に、民主化を求める学生や市民が軍隊と衝突した、1980年の光州事件にも焦点を当てる。

直木賞作家、重松清の同名小説を「ヴァイブレータ」の廣木隆一が映画化。10代の少女の繊細な感情を丁寧に描き出す。主演は本作が映画初主演となる期待の新鋭、石橋杏奈。

人気作家・馳星周の中篇集が原作のエロティックなドラマ。幸せそうに見えながらも、その裏で倒錯的な世界に生きる男女の姿を殺伐的かつ、官能的なタッチで描く。

短編「演じ屋」で注目された野口照夫監督によるせつない恋愛ストーリー。女性誌のモデルとして活躍する芦名星が、偽装結婚を機に愛と生を見つめ直すヒロインを演じる。

作家・島田雅彦の初主演作となるドラマ。精神分析学者の大学教授が、学生の妹の高校生に誘われ、ミステリアスな旅に出る。共演は若手演技派として注目を浴びる岩田さゆり。

オオヤユウスケ、原田郁子、永積タカシによるバンド、ohanaの楽曲を題材に、彼ら主演でつづるショート・ムービー。３人の男女に訪れる恋の始まりの予感を叙情的に映しだす。

海外でも評価の高い青山真治監督の最新作。人々を自殺に導くウイルスを抑制する“音”を奏でる男たちと、感染者の少女との交流を幻想的なタッチで紡ぎ出す。

「黄泉がえり」の製作チームが新たに放つ純愛ファンタジー。伊藤英明＆ミムラを主演に、少年時代にタイムスリップした青年が織り成すせつない恋のてん末を描く。