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佐々木蔵之介&関ジャニ∞横山裕、“映画俳優”として受けた刺激とは?

2017年1月27日 14:07

佐々木蔵之介と横山裕がお互いに受けた刺激を語る!

直木賞受賞の黒川博行によるベストセラー小説を映画化した『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(1月28日公開)で、佐々木蔵之介と関ジャニ∞の横山裕が新境地に挑んだ。W主演を果たした二人を直撃し、役者として受け合った刺激について聞いた。

主人公は、イケイケやくざの桑原(佐々木)と、ヘタレで貧乏な建設コンサルタントの二宮(横山)。映画制作出資金を持ち逃げされた二人が、失踪した映画プロデューサーを追ってマカオや関西を奔走するうちに、大トラブルへと巻き込まれていく姿を描く大追跡エンタテインメントだ。

二人にとって、新たな世界を切り開く作品となった。佐々木はキレやすいやくざ役として、爆発力あるアクションも披露している。

佐々木は「小説なのに思わず、セリフを音読してしまうような魅力があった。“声に出して読む小説”だなと思ったんです。それくらいたわいもない会話も面白いし、刺すか刺されるかというような場面でも面白い」と原作の魅力に触れ、「そのなかで桑原は、喧嘩に強くて、金勘定ができて、ユーモアもある。こんな面白く魅力的な役はそうそうない。アクションシーンにしても映画だからこそできるものがたくさんあって、とてもいい役に巡り会えたと幸せに思っています」と桑原という役との出会いに感謝する。

関ジャニ∞のメンバーである横山にとって、本作は単独での映画初主演作となる。横山は「グループでの活動とはまったく違う日々でしたし、毎日が刺激的でした」と述懐。「現場に入って、朝イチで『ここどうしようか』と。(小林聖太郎)監督やスタッフさんと話したり、『なんかいい案ある?』と聞いていただいたりもして。そうやってみなさんと作り上げていく時間がすごく贅沢な時間やなと思いました。監督の人柄のおかげだとも思いますが、すごくいい現場でした」と、もの作りの喜びを実感していた。

「もちろん、また機会があれば映画の仕事をしてみたい」と意欲を語る横山。本作では、桑原に怒鳴られ、どつかれる役となったが、「橋爪(功)さん演じる小清水に逃げられた時に、バーンとどつかれた時はめっちゃ痛かったです。僕は『イタッ!』といういいリアクションができていると思います」と体当たりの現場を振り返り、「こうなったら次は、佐々木さんをどつきたいですよね。でも桑原がちらついてしまって、どつけないでしょうね」とおどけ、佐々木と笑い合う。

横山は、人気アイドルとしてのオーラを封印し、ぐうたら貧乏の二宮を見事に体現した。佐々木は「横山くんは、クライマックスに向けて緻密に役を作っていました」と横山の丁寧な役作りに惚れ惚れ。「まっすぐに、ひたむきに芝居に向き合っている。『ここが見せ場、ここで熱いものを出すぞ』というのはみんな考えるんですが、そうではないところも、監督と話しながら、何通りも考えながら、役を探っていた」と、現場の横山の真摯な姿を明かす。

さらに「自分もそうですが、僕は迷いながら芝居をしている姿が好きなんです。決め打ちせずに、ずっと役を探っていくエネルギーが、その役のエネルギーそのものになると思う。休むことなく、それを最後までずっと持ち続けていたので、それはすごく評価しますね」と佐々木自身も、横山から大いに刺激を受けた様子だ。

横山は、佐々木について「撮影初日の乱闘シーンから、『うわ!桑原や!』と思った」と佐々木の芝居に驚愕。「めっちゃ日本酒にこだわりがある」と佐々木のプライベートな一面も教えてくれつつ、「橋爪さんや蔵之介さんとご飯に行かせていただいた時に、すごく印象的な言葉があった」と告白する。

「『映画って一発勝負』とおっしゃっていて。舞台がそう思われがちだけれど、舞台はその時に思ったことは、次にまたできる可能性がある。でも映画はオッケーが出たら、それがもう映像として残るからと。なるほどと思いました。橋爪さんや蔵之介さんの会話は自然と盗み聞きしていましたね。本当に刺激を受けたし、すごく楽しかったです」。【取材・文/成田おり枝】

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