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ペネロペに見る、男とキャリアの鷲づかみ術

2009年7月11日 15:21

『それでも恋するバルセロナ』で念願のアカデミー賞助演女優賞に輝いたペネロペ・クルス(中央) | [c]2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.

今、女優ペネロペ・クルスは、公私共々絶好調の黄金期にある。『それでも恋するバルセロナ』(公開中)では見事アカデミー賞助演女優賞に輝き、プライベートではハビエル・バルデムという、ようやくしっくりきそうな同郷の恋人を手にいれた。 

“スペインの宝石”と名を馳せるペネロペだが、美貌と演技力だけで、ハリウッドのスターダムにのしあがれたわけではない。さて、彼女はどうやって、男とキャリアの両方を鷲づかみできたのか!?

まずは、ブイブイ言わせてきた恋愛面から見てみよう。言わずと知れた“共演者キラー”のペネロペは、どちらかというとセクシーさよりも、庇護欲をそそる可憐さを売りにした女優である。初期のペネロペにとって男は偉大なる“広告塔”となっていて、共演した男たちが、「飛んで火に入る夏の虫」とばかりに、次から次へとペネロペに骨抜きにされていくさまはなんともおかしかった。

ペネロペの男に対する品定めの確かさは言うまでもない。マット・デイモン、ニコラス・ケイジ、トム・クルーズ、マシュー・マコノヒー、オーランド・ブルーム、ジョシュ・ハートネット、ハビエル・バルデム etc.とそうそうたる顔ぶれだ。

なかでも特に注目したいのが、現在進行形のハビエル・バルデムだ。ハビエルとは『ハモンハモン』(92)で共演して以来、長い友人関係が続いていたが、最初の頃は彼に目もくれず、ハビエルが『ノーカントリー』(07)で堂々オスカー俳優となった後、いっきに釣り上げるという点があっぱれ。機は熟したってヤツね。

また、キャリア面のやりとりも素晴らしい。ペネロペの才能は、『オール・アバウト・マイ・マザー』(99)や『ボルベール 帰郷』(06)のペドロ・アルモドバルという同郷のごひいき監督により花開いたといえるが、やはりハリウッドでひと旗挙げるには、それ相応の監督を押さえないとダメ。そこでいいタイミングで仕事をすることになったのが、今回の『それでも恋するバルセロナ』のウディ・アレン監督である。

ウディの最近のミューズといえばスカーレット・ヨハンソンだが、別にそのポジションには興味なし。とはいえ自分もウディに気に入られたんだという“証拠”を世間に示したい。そこで出てきたエピソードが「監督のメガネ、いただきました」ネタである。そう、ペネロペは、ウディの貴重なメガネをちゃっかりゲットし、それをるんるん気分で公言するあたりが、“策士”ペネロペである。

もちろん、ウディとの仕事の後は、彼女の後見人!?であるアルモドバル監督の『La concejala antropofaga』、『Los abrazos rotos』の2作に出演し、「あなたのこと、忘れてないわよ」ときちんとアピール。こういうフォローのソツのなさもニクイ。

というわけで、女子はぜひ見習いたい、ペネロペの男とキャリアの鷲づかみ術。学んだことは、「男とキャリアは1セット」「獲物は大きく育ってから釣る」ってところだろうか。ペネロペの今後のさらなる躍進ぶりを見守っていきたいものだ。【MovieWalker/山崎伸子】

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