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製作費20億!渡辺謙が“映像化不可能”と言われた作品にかける意気込み

2009年7月8日 21:13

左から:三浦友和、渡辺謙、石坂浩二

「白い巨塔」「華麗なる一族」などの国民的作家・山崎豊子のベストセラー小説「沈まぬ太陽」が、渡辺謙主演で映画化! 7月8日に帝国ホテルで製作報告会見が行われ、渡辺謙、三浦友和、石坂浩二、製作総指揮の角川歴彦、若松節朗監督らが登壇した。

小説「沈まぬ太陽」は、日航機墜落事故を取り上げた意欲作で、これまで実在の事件をモチーフにした内容やスケールの大きさから「映像化不可能」と言われてきたが、今回は総製作費20億円を投じ、巧みな脚本の構成と演出力により、3時間強の大作となる予定だ(公開は10月24日)。

航空会社で孤軍奮闘する主人公・恩地元役の渡辺謙の挨拶からも、気迫が伝わってきた。「この映画は“直球”です。時速160kmとはいきませんが、今自分が投げられる渾身の球を投げたつもりです」

また、渡辺は、世界的不況となった今、この映画を公開する意義についても熱く語った。「社会情勢が悪化した今、会社って一体何? 仕事って何? そのなかで生きることとは?と、毎日ささやかれる時代になった。この作品はこのタイミングを待っていたんだと思いました」

出世欲に走る行天四郎役の三浦友和も、本作を日本で映画化する意味を訴える。「アメリカ映画で素晴らしいのは、政財界に切り込む映画が多いこと。こういう作品ができることで、日本も少しずつ変わっていくのかなと」。また、航空会社の会長役の石坂浩二も「政治家のあるべき姿が問われている今、この映画を観てもらえればと」と語った。

メガホンをとったのは、長年本作の映像化を熱望してきたという『ホワイトアウト』(00)の若松節朗監督。原作者の山崎豊子から「この小説を映像化したものを観ないと死ねない」と言われ、演出にもかなり力が入ったと語った。

原作者、キャスト、スタッフ陣がそれぞれに情熱を込めて放つ『沈まぬ太陽』。日本が経済大国へと急成長した時代に企業戦士たちが奮闘した物語は、きっと今を生きる我々の心にも響くはず!【MovieWalker/山崎伸子】

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