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阿部寛や真木よう子が語る、人生のターニングポイント

2016年4月24日 18:21

ターニングポイントについて語った阿部寛

『そして父になる』(13)、『海街diary』(15)に続き、カンヌ国際映画祭への出品が決定した『海よりもまだ深く』(5月21日公開)の完成披露試写会が、4月24日に丸の内ピカデリー1で開催。阿部寛、真木よう子、吉澤太陽、樹木希林、是枝裕和監督が舞台挨拶に登壇した。「是枝監督は、3本目となりますが、ここまでダメダメな男を演じたのは初めてです」と苦笑いした。

『テルマエ・ロマエ』シリーズでさんざん入浴シーンを撮影してきた阿部だが、本作で狭い団地の風呂に浸かったことを振り返り、「狭かったので、逆に(『テルマエ・ロマエ』のことは)思い出さなかったです」と苦笑い。

樹木は、阿部が演じたダメ息子について「うちの息子も、世が世なら、狭い団地の風呂ではなくて、ローマ風呂に入っていたし、エベレストにも行ってるんだから」と言って、阿部の出演作の『エヴェレスト 神々の山嶺』(公開中)や『テルマエ・ロマエ』を引き合いに出したコメントをして笑いを取った。

舞台挨拶では、人生のターニングポイントについて聞かれたゲスト陣。阿部は「モデルから入り、俳優という仕事にまさか自分が就けるとは。こういう人生が、自分に起きるということは予想がつかなかった。そこで行先が明らかに変わりました」と人生を振り返った。

真木は、「子どもの頃、すごく変わっていた子で。飛行機に自分は追いつけると思って、空を見ながら走っていた。そこらへんからじゃないかな」と発言すると、阿部たちはびっくりして笑う。

吉澤は「僕は、阿部さんみたいに、お風呂に入ったり、社長になったり、ダメ男になったりする大人になりたい。一人間として、いろんな状況に対応できる人間に」と答えると、阿部は「すごい大人になったね」と感心する。樹木は「12年くらい前に、ガンというものに出会った時、先を計算できる生き方をしなきゃいけないなと思った」と真剣な眼差しで話した。

『海よりもまだ深く』は、ダメな中年男(阿部寛)とその元妻(真木よう子)と息子(吉澤太陽)という不器用な家族の姿を描く家族ドラマ。本作は、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門へ出品される。是枝監督は「大きな事件ではなく、小さな物語ですが、そういうものを映画祭で選んでいただいて、上映できることを、誇りに思います」と力強く語った。【取材・文/山崎伸子】

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