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佐藤浩市、俳優人生で印象深い共演者は夏目雅子と緒形拳

2016年4月17日 19:07

佐藤浩市が自身の俳優人生を振り返った

横山秀夫のベストセラー小説を2部作として映画化したミステリー『64-ロクヨン-』の前編が5月7日(土)から、後編が6月11日(土)から公開される。4月17日に本作のトークショーが群馬県前橋市のベイシア文化ホールで開催され、佐藤浩市と、原作者の横山秀夫が登壇。佐藤は、熊本大地震での被災者に対して見舞いのコメントをした後、自身の俳優人生を振り返った。

印象に残っている共演者については、たくさんいると断った後、亡き緒形拳と夏目雅子の名前を挙げた。「いまは亡き、相米慎二監督の『魚影の群れ』(83)でごいっしょしました。夏目さんの女優としての素晴らしさや、緒形拳さんの俳優としてのお芝居に懸ける情熱を、目の前で見せてもらい、享受させてもらいました」。

また、『64』では、初共演となった永瀬正敏や三浦友和についても語った後、若手俳優とのエピソードにも触れた。「瑛太くんにしても、綾野剛くんにしても、30ちょい。キャリアを10年くらい積んできて、お芝居でのやり方もわかっている。でも、どこかで壊して前に進みたいんだろうなということが強く感じられる。自分の居場所を壊すことに前向きでいるんじゃないかな」。

さらに『ステキな金縛り』(11)で共演した深津絵里についても「頼もしいし、たくましい」と称える。「少々押されてもよろけない強さがある。夏目くんもジャンプ力があった。男性とは比べようもない。女性の方が、そこからそこへ飛ぶ瞬発力があると思う。男性はホップ・ステップ・ジャンプと、何かステップを見つけないとジャンプできないけど、女性はホップからジャンプへ行けるんです」。

途中から登壇した横山は、2人のタッグ作のテレビドラマ「クライマーズ・ハイ」の時の驚くべきエピソードを披露した。「佐藤さんからの第一声が、『クライマーズ・ハイ』に書かなかったことは何ですか?でした。俳優という職業の方が、ここまで真摯に作品と向き合うのかと感服しました。でも、作家に対して失礼ですよね」とうれしそうに言う。佐藤は「そこを間口にしたかったんです。そんな物言いで申し訳なかったです」と恐縮した。

横山は『64』についても、佐藤のキャスティングを聞いた時、喜びのあまり「小躍りしました」と笑う。また「活字と映画で幸福な積み上げができました」と、映画に対する満足度を語った。

『64-ロクヨン-』では、わずか7日間しかなかった昭和64年に発生し、未だ未解決となっている少女誘拐殺人事件の解明に挑む警務部の広報官(佐藤浩市)と、彼を取り巻く人々のドラマが描かれる。【取材・文/山崎伸子】

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