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インタビュー 2016/3/18 13:00

藤原竜也、有村架純は「お姉さんのよう」

三部けいの大ヒットコミックの実写映画化が実現。映画『僕だけがいない街』(3月19日公開)となってスクリーンに登場する。「傑作」との呼び声高い原作の映画化には、藤原竜也と有村架純という実力派キャストが顔をそろえた。本作が初共演となった二人にお互いの印象や、原作の魅力を語り合ってもらった。

事件を止めなければ、時間が巻き戻り続ける“リバイバル”という現象に巻き込まれた男・悟を主人公に、2006年と1988年を行き来しながら、18年前に起きた連続誘拐殺人事件の真相に迫る姿をスリリングに描く本作。原作は「このマンガがすごい!」に3年連続ランクイン、2016年1月からはフジテレビ“ノイタミナ枠”でアニメが放送されるなど、大きな話題を読んでいる。

「原作を知らなかった」という藤原だが、「こんなに面白い漫画を知らなかったなんて、すごく損していると思った」と苦笑い。「うまく計算されたストーリーに驚き、一気に読みましたね。それと同時に子ども時代の温かさには、自己投影できる部分もあって。まだ原作の連載も終了していなかったので、実写化するには難しい点もあるとは思った」そうだが、「完成した映画を観たら、平川(雄一朗)監督がすごくうまくまとめてくれたなと思いました」と完成作にも大満足の表情だ。

有村も「原作を知らなかった」というが、「読む手が止まらなくなるくらいハマってしまって。すごく切なくなるけれど、小さな幸せがいっぱい詰まった作品。大事にしたいなと思える作品でした」と原作に惚れ込んだ。

大切な人を守ろうと奮闘する青年・悟(藤原)、その青年をまっすぐに信じ続ける女性・愛梨(有村)。固い絆で結ばれた二人として、初共演を果たした。藤原は「架純ちゃんとの撮影は毎日が楽しかった」と笑顔をこぼす。「夏で、蚊がいっぱいいた現場でね。架純ちゃんによく蚊をとってもらったりして(笑)。愛梨としても、本番以外でも、架純ちゃんにお姉さんのように引っ張ってもらった。周りを和ませる素敵な存在感があって、架純ちゃんがいるから『よし、やろう!』と思えるような現場だった」

また「僕の演じた悟以上に、愛梨というキャラクターは難しい役。架純ちゃんは監督ともよく話し合っていたけれど、自分の意見はしっかりと主張して、曲げないところは曲げずに現場に臨んでいた。その姿はすごく頼もしかったし、素敵でした」と有村の女優としての姿勢にも大いに刺激を受けたという。

一方の有村は「すごくお芝居にストイックという印象があって。集中型な方なのかなと思っていた」と藤原に抱いていたイメージを吐露。「でも実際にお会いしてみたら、すごくナチュラルな方で。『今日も暑いねぇ!』と現場に入ってきて、そういう竜也さんの姿が私の緊張もほぐしてくれたんです。なんだか『自分もちゃんとしなきゃ』とか、変に構えなくていいというか。ジェントルマンだし、スタッフさんとも『男らしい方ですよね』と話していました」と藤原の気さくさに驚いたそう。

さらに「でも、『本番』の声がかかるとオンオフの切り替えが素晴らしいんです。私の場合、このシーンが大切だと思うと、集中しないとできなかったり、1日中引きずってしまったりするんです。やっぱりそれは経験の数もあるし、竜也さんのもともともっていらっしゃる力。うらやましくも思いました」と、やはりこちらも刺激的な現場となった様子だ。

実写映画では、原作とまた違った展開が用意されたが、「大切な人を守るために勇気を出すこと」という熱きメッセージはしっかりと受け継がれた。藤原は完成作に、こう胸を張った。「原作のファンの方たちには、もちろん色々な意見があると思うけれど、期待を裏切らないようなものを平川監督が作ってくれたので、ぜひ観ていただきたいですね。そして原作を読んでいない方なら一層、謎解きを楽しめるはず。一緒に謎を解いてほしいです」【取材・文/成田おり枝】

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