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「細田守監督はもう次回作に取り組んでいる」。渋谷で『バケモノの子』トークショー

2016年3月7日 11:08

日本アカデミー賞で最優秀アニメーション賞を受賞したばかりの『バケモノの子』が音楽面から語られた
日本アカデミー賞で最優秀アニメーション賞を受賞したばかりの『バケモノの子』が音楽面から語られた

昨年7月に公開され、大ヒットを記録した細田守監督による劇場アニメ『バケモノの子』。そのブルーレイ&DVDが2月24日に発売されたことを記念して、同作のプロデューサー、スタジオ地図の齋藤優一郎と、音楽を担当した高木正勝によるトークショーが東京・渋谷のHMV&BOOKS TOKYOで3月6日に行われた。

冒頭、イベントに先立ち3月4日に行われた日本アカデミー賞授賞式で、同作が最優秀アニメーション作品賞に選ばれたことについて振られた齋藤プロデューサーは「賞をいただけたことはもちろんありがたいことなのですが、それよりもこれまで4作品作らせていただけたということが何よりも嬉しい。みなさんのおかげです」とコメントしつつ、「細田監督とはいつか高木さんを(自分たちの作品で)授賞式の壇上に上げたいよね、と言ってます」とも語った。

そして今回のイベントは高木氏が参加していることもあり、当然話題は音楽がメインに。同作の中でも今まであまり語られてこなかったテーマだけに、今回初めて明かされる制作裏話がいくつも飛び出した。

細田監督の前作『おおかみこどもの雨と雪』(12)でも音楽を担当している高木は、『バケモノの子』での音楽制作について、最初の発注段階では得意のピアノの使用を制限されていたと語り、「ピアノは無しで、パーカッションだけでお願いします、と言われて“太鼓でかっこいい曲ってどうやって作るんだろう?”って思いながらやってました(笑)」と、試行錯誤しながらの作業になったことを明かした。

さらに、物語の舞台の1つ、渋天街(じゅうてんがい)の音楽についても、「渋谷の裏側にあるんだから日本的であるべきなのか?でも景色は日本的じゃないしと、音楽をつけるうえではけっこう悩みましたね。“渋天街って湿気はあるんですか?”とか“上下水道とかどうなってるんですか?”とか、細田監督にはとにかく渋天街の環境について質問しまくりました」と語った。渋天街のイメージについては齋藤プロデューサーも「どの国の人、どの世代の人が見ても思い当たる場所であって欲しいという思いから、無国籍なイメージがコンセプトになっています」と付け加えた。

その後、イベント来場者からの質問コーナーの中で齋藤プロデューサーは細田監督の次回作についても触れ、「細田監督はもう次回作に取り組んでいます。『おおかみこども』があったからこそ『バケモノの子』が生まれたように、次も『バケモノの子』があってこそのチャレンジになるでしょう。そして高木さんともまたやりたいですね(笑)」と語り、イベントを締めくくった。

■齋藤プロデューサー・イベント後のコメント

「そもそも映画の半分以上は音楽ですし、“細田監督作品は音楽なんじゃないか”というくらい、どの作品も音楽が重要なんですよね。そんな中で『おおかみこども~』『バケモノの子』の音楽を手掛けた高木正勝さんという才能を、作品ともども多くの人にもっと知ってもらいたいんです。もちろん高木さんはすでに著名な方ではあるのですが、僕らにとっての高木さんの必要性、細田作品の“意味”みたいなものを今回のトークではクローズアップさせていただきました」。【Movie Walker】

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