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『あぶ刑事』舘ひろし、柴田恭兵、仲村トオル、浅野温子、心に秘めた思いを告白

2016年1月30日 8:00

『さらば あぶない刑事』の舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオルを直撃 | 撮影/kato arata

『あぶない刑事』シリーズ11年ぶりの新作映画『さらば あぶない刑事』が、いよいよ1月30日(土)より公開となる。今回も港警察署捜査課の刑事コンビ、タカこと鷹山敏樹(舘ひろし)と、ユージこと大下勇次(柴田恭兵)のクールさは健在!タカがバイクで華麗な走りを見せ、ユージは疾走する!公開を控えたいま、舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオルにインタビューし、シリーズを駆け抜けた30年間を振り返ってもらった。

『さらば あぶない刑事』では、タカとユージが、定年退職を5日後に控えていながらも、ヨコハマに進出してきた中南米の犯罪組織に立ち向かう。30年間、共に刑事部屋で信頼関係を築いてきた4人。そこで、舘と柴田に、バディを組んできた相方が、互いにどういう存在になったのかを聞いてみた。

舘「最初、『あぶない刑事』を始めた頃、恭サマは少しやりづらい俳優さんという気がして、自分のなかで拒否感みたいなものがあったんです。でも、しばらくやっていくと、それがある時、俺の柴田恭兵に対する嫉妬や憧れの裏返しの気持ちだったと気づきました。それから、俺のやるべきことがわかっていったんです。たとえば自分がこういう芝居をしたいと思った時、自分がやると全然うまくいかなくても、恭サマがやるとすごく輝いて見える。そういうことを何度かやっていくうちに、俺のなかに尊敬心が生まれていきました。いまでも、俺のコミカルな芝居の根本にあるのは全部、柴田恭兵です。俺は彼ほどできないけど、俺のなかでそういう芝居を必要とされた時、恭サマが基本になっている。彼は、僕にとって、その後のお芝居を変えてくれた人だと思います」

柴田「舘さんは本当に懐の広い人。器の大きい人です」

舘「女にはよく『器、小さいね』と言われるけどね(笑)」

柴田「舘さんといっしょにアドリブをやった時、リアクションがとてもチャーミングだったり、温かいものをもっているとすぐにわかったんです。また、僕にないものが舘さんにはいっぱいある。だから『あぶない刑事』で、僕は本当に自由に泳がせてもらったんです。ずっとみんなでいっしょに楽しくさせてもらえたのは舘さんのおかげ。役者として、すごく素敵な出会いだった。本当に感謝しています。だから、舘さんが違うドラマをやっているのも気になるし、うちの家族もファンですし。舘さんが元気でいてくれたらそれだけでうれしいし、また、舘さんが『やるぞ』と言うのなら、いつでも駆けつけるという思いです」

そんな2人は、仲村や浅野にとっても、特別な存在だと言う。

仲村「僕は俳優を始めてまだ1年に満たない時、『あぶ刑事』が始まりました。それから30年経って、役者は現場にいる時以外の時間をどう生きているか、また、現場に来た時、どれだけ感じられるかということを一番大切にしているんです。その考え方を自分はどこでもらったんだろうと考えると、やっぱり『あぶ刑事』の現場の舘さんと恭兵さんなんです。そういう意味で、僕は俳優として、舘ひろしと柴田恭兵のハーフであり、浅野温子という洗礼を浴びて育った役者だなと思っています」。

浅野「私も、薫を自由にやらせていただけたのは、刑事部屋のみなさんのおかげで、主役の2人が私を援護してくれたからだと思っています。また、トオルはずっと後ろにいたはずなのに、いつのまにか私を保護してくれる立場になっていた。いまや、私、老後をこの人に託して良いのかしら?みたいになってきている(笑)。立場はそれぞれ変わってきているけど、いつも良い距離感でいてくれるんです。3人は30年間そばにいてくれたし、きっとそれはこれからも変わらないんだろうなと思っています」。

『さらば あぶない刑事』は、同シリーズ、同キャストの刑事ものの映画としては、『ダイ・ハード』シリーズの6本を抜いて、世界新記録の7本目の映画となった。言わずもがな、彼らは、日本映画界のレジェンドなのだ。その最後の勇姿を、スクリーンでご覧いただきたい。【取材・文/山崎伸子】

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撮影/kato arata| [c]2016「さらば あぶない刑事」製作委員会