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第88回アカデミー賞ノミネート直前予測【作品賞編】

2016年1月14日 18:05

現地時間の10日に発表された第73回ゴールデン・グローブ賞(以下GG賞)は、例年通りちょっとしたサプライズがあった。今年は全カテゴリーで各賞の受賞結果がかなりばらけており、大本命が不在と言われる混戦模様が続いたまま、現地時間の14日に第88回のアカデミー賞ノミネート発表を迎える。今年もgoldderby.com、awardscircuit.com、ハリウッド・レポーター誌などの分析結果をもとに、カテゴリー別にノミネート予測をまとめてみた。

【写真を見る】本命の一本と言われる『スポットライト 世紀のスクープ』。ほか候補入りが予想されている作品はこちら
【写真を見る】本命の一本と言われる『スポットライト 世紀のスクープ』。ほか候補入りが予想されている作品はこちら[c] 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC

昨年は『6才のボクが、大人になるまで。』と『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の一騎打ちが予想されていたが、今年は本命不在のままだ。その中で、ゴールデン・グローブ賞では総スカンを食らったトム・マッカーシー監督作『スポットライト 世紀のスクープ』、そしてGG賞で一気に存在感を高めたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作『レヴェナント:蘇えりし者』とリドリー・スコット監督作『オデッセイ』のノミネートは確実視されている。

第73回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門の作品賞に輝いた『レヴェナント:蘇えりし者』
第73回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門の作品賞に輝いた『レヴェナント:蘇えりし者』 [c]2016 Twentieth Century Fox
ゴールデン・グローブ賞ではコメディ/ミュージカル部門の作品賞に輝いた『オデッセイ』
ゴールデン・グローブ賞ではコメディ/ミュージカル部門の作品賞に輝いた『オデッセイ』 [c]2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

またコメディ監督の印象が強いアダム・マッケイ監督作『マネー・ショート 華麗なる大逆転』や、SFアクションとアカデミー協会の会員の嗜好にはまるで沿わないものの、各賞を席巻してきたジョージ・ミラー監督作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』も今回は無視できない存在としてノミネートの可能性が高いと考えられている。しかし、高齢者の男性が占めるオスカー会員は、メル・ギブソン時代の『マッドマックス』シリーズを好み今作を嫌う傾向も強い。「全く新しい映画として捉えられないと、オスカーにはふさわしくないとしてノミネートされない可能性も無きにしも非ずだ」と分析するメディアもあり、確実とは言えないようだ。

スティーヴン・スピルバーグ監督作『ブリッジ・オブ・スパイ』
スティーヴン・スピルバーグ監督作『ブリッジ・オブ・スパイ』[c]Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co., LLC. Not for sale or duplication.

その一方で、残りの6席を争う作品には熾烈な闘いが予想されている。娯楽作監督のイメージが強いスティーヴン・スピルバーグも、社会派映画『シンドラーのリスト』(93)と『プライベート・ライアン』(98)ではオスカーでノミネートを果たしており(前者は作品賞を受賞)、米ソの冷戦時代を描き、オスカー会員が好むコーエン兄弟の脚本による『ブリッジ・オブ・スパイ』は高齢のジャーナリストたちからも好評を博していることから、ノミネートの可能性は高いのではないかと予想されている。 

トッド・ヘインズ監督作『キャロル』
トッド・ヘインズ監督作『キャロル』[c]NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED

またオスカー好みのトッド・ヘインズ監督による『キャロル』も有力候補。それを追うのが、ジョン・クローリー監督作『ブルックリン』、F・ゲイリー・グレイ監督作『ストレイト・アウタ・コンプトン』、ライアン・クーグラー監督作『クリード チャンプを継ぐ男』、レニー・アブラハムソン監督作『ルーム』、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作『ボーダーライン』、クエンティン・タランティーノ監督作『ヘイトフル・エイト』、ダニー・ボイル監督作『スティーブ・ジョブズ』、ジェイ・ローチ監督作『TRUMBO(原題)』と予想されている。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』はオスカーにどう絡む?
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』はオスカーにどう絡む?[c] 2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved

そして今回最も注目されているのが、全米興行成績1位に君臨した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の行方だ。今までであればオスカーからは程遠い作品だが、今まで1位、2位に君臨していた『アバター』(08)、『タイタニック』(97)も作品賞にノミネートされており、社会現象を巻き起こしている本作は、本来であれば無視できない存在。しかし、他とは一線を画すオスカーの姿勢を貫いて今回も特撮部門などのみのノミネートに収まるのか、また、作品賞にノミネートされるのか、注目が集まっている。

第88回アカデミー賞授賞式は、クリス・ロックの司会で、2月28日にロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される。【NY在住/JUNKO】

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