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『X-MEN』最新作でブライアン・シンガー監督が「アポカリプス」の秘話を語る

2015年12月2日 07:00

『X-MEN:アポカリプス(原題)』のブライアン・シンガー監督を直撃
『X-MEN:アポカリプス(原題)』のブライアン・シンガー監督を直撃

人気SFアクションシリーズ最新作『X-MEN:アポカリプス(原題)』(2016年公開)のブライアン・シンガー監督に、いち早くインタビュー。プロフェッサーX役のジェームズ・マカヴォイが満を持してスキンヘッドにしたことや、ジェニファー・ローレンスが本作でミスティークことレイブン役を卒業すると宣言したことでも話題沸騰だ。その真相について、シンガー監督から話を聞いた。

前作『X-MEN:フューチャー&パスト』(14)では、真打ち登場という形で久しぶりに『X-MEN』シリーズのメガホンをとったシンガー監督。文字通り過去と未来を錯綜させるトルネードな展開で観る者をうならせたが、今回はどういう作品になるのか。まずは、タイトルロールとなっている“アポカリプス”について話してもらった。

「アポカリプスは、太古の昔から生きているミュータントだ。彼自身が神となって文明をもたらし、人々も彼を神だとあがめた。でも、宗教でも何でもそうだけど、何かを敬うと、必ずそれに抗う人間が出てくる。実際、アポカリプスもエジプトで埋められ、4500年ばかり眠りにつかされる。目覚め時は1983年となっていて、文明は発展していたが、そこは彼が信じていたものとは全く違う別の世界だった。だから彼は、自分が4500年前に作った純粋な世界を取り戻そうとして、破壊活動に出る」。

アポカリプス役を演じるのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)でも注目を集めそうな実力派俳優オスカー・アイザックだ。「彼は、グァテマラ人だが、ラテン系、アジア系、白人のいずれにも見えるから良いかと思った。まあ、アポカリプス役では、本人の素顔はほとんど出ないんだけど」。

本作の見どころは、プロフェッサーXとレイブンが対立していく点だ。「プロフェッサーXは、人間とミュータントが共存できると思い、エグゼビア・スクールを作ったし、将来的にも人間とミュータントがいっしょにやっていけると信じている。でも、レイブンは、テレビに出て顔が出たことで、ミュータントのシンボルとして話題になっていくけど、同時に虐げられ、辛い状況に置かれていく。彼女としては、悠長にスクールをやっている場合じゃないと思い、プロフェッサーXとぶつかっていくんだ」。

ジェニファー・ローレンスが、本作でレイブン役を卒業宣言した点についても斬りこんでみた。「そう言っちゃったみたいだね。彼女とは撮影最終日に話したよ。その時『体を青くペイントしたり、何時間もかかるようなメイクはもうやりたくないから、それをデジタルで変えられるんだったら、喜んでまた、あなたといっしょに仕事がしたいわ』と言ってくれた。それは、全くシャットアウトしてしまうということではなく、オープンにしているという意味じゃないかな。そういうことってよくあることでしょ」。

実際、シンガー監督はジェニファーのことを大好きだと言う。「彼女は素晴らしい人だし、またいっしょに仕事をしたい。僕はほれ込んでいる。他の俳優たちについてもそうだけどね」。

また、シンガー監督は、ジェームズ・マカヴォイがスキンヘッドに剃っているところを撮影し、Instagramにアップしたことでも話題を集めた。「スキンヘッド用のウィッグやメイクアップはすごく大変で、時間がかかると知ったジェームズが、自分から剃ると言ったんだ。だから、その場面は撮っておきたくてね。そしたら、それを見たパトリック・スチュワートが『その毛が欲しい』と言ってきたので、その毛は金庫にしまってあるよ。なんとも気持ち悪い話だし、あの毛をどうするんだろう?と言ってるよ(苦笑)」。

ド迫力のアクションだけではなく、ミュータントたち同士の絆や、彼らが葛藤するダークサイドを丁寧に救い上げる人間ドラマも見応えがある『X-MEN』シリーズ。最強の敵・アポカリプスを迎えた最新作にも大いに期待がかかる。【取材・文/山崎伸子】

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