吉田羊、『HERO』の木村拓哉は「ルフィのような人」 |最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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インタビュー 2015/7/17 8:00

吉田羊、『HERO』の木村拓哉は「ルフィのような人」

女優・吉田羊。2015年は『ビリギャル』『脳内ポイズンベリー』『愛を積むひと』と、スクリーンで快進撃を見せてきたが、また話題作『HERO』が、7月18日(土)より公開される。ご存知、木村拓哉主演の人気ドラマ「HERO」の映画化第2弾だが、吉田は第2シーズンより女性検事・馬場礼子役で参加し、人気を博した。吉田にインタビューし、『HERO』の撮影秘話を聞いた。

木村演じる型破りな検事・久利生公平が今回挑むのは、とある国の大使館が絡んだアンタッチャブルな事件だ。治外法権という難題に、久利生たちがどう立ち向かっていくのかが、最大の見どころとなる。

『HERO』は、言わずと知れた吉田羊の出世作だ。「吉田羊の知名度を圧倒的に上げてくれた作品という意味では、今後も『HERO』を超える作品はないと思っています。私にとっては、本当に宝物のような作品です」と感謝の思いを口にする。

彼女が演じたバツイチ、独身の美人検事・馬場礼子役を、吉田はこう分析する。「彼女はきっと何事においても全力を出すんです。仕事はプライドをもって全力でやるし、プライベートも全力で飲むから酔っぱらうし、男に関しても全力でアタックするからふられる。でも、そうやって相反する2つのものを全力でやることで、彼女の人生のパワーバランスは保たれているのかなとも思っています」。

現場での木村拓哉については「ルフィみたいな人です」と、『ONE PIECE』を例に挙げてたとえる。「木村さんは、共演者を仲間と呼び、スタッフさんをチームと呼ぶ。あれだけのスターでいらっしゃるのに、決してひとりよがりでないし、みんながいてこその『HERO』という作品だということを誰よりもわかってらっしゃる。だからスタッフさんの名前も全部覚えて、愛称で呼ばれるんです。最初にそれを見た時は、鳥肌が立ちました。やっぱり第一線で活躍される方は、努力し続けているんだなと」。

会見や舞台挨拶などで、共演者から常に座長として賛辞を受けてきた木村。現場でほころびを見せることはないのだろうか?と吉田に聞くと「ないんですよ。1つくらい隙を見せてくださっても良いのに」とうなる。

何かなかったですか?とさらに突っ込むと、木村のこんなおちゃめなエピソードを教えてくれた。「この間、みんなで取材を受けた時、カメラマンさんがやたら『ちょっと』という言葉を連発される方で、それがみんなのツボにハマってしまったんです。そしたら木村さんが、『ちょっと』が何回出るかを数え始めたので、また全員で大笑いして。とにかく何事も楽しんでやられる方です」。

そんな木村が演じる久利生は、今回の事件についても最後まで諦めない。そこで吉田に、これまで諦めずに続けてきたことについて尋ねてみた。「いまやっている女優業ですね。性格的に飽き性なので、習い事にしても、1つのことを長く続けられた試しがないんです。でも、女優業は、現場で常に出会いがあるし、自分が楽しいと思える仕事なので、ずっと成長したいと思えます。それが原動力となり、また明日もやってみようということで、日々、更新されていくんです」。

では、女優をやっていて、くじけそうになった時には何を励みにして頑張るのか?「私にとっては、ファンの方の声がいちばん励みになります」とのこと。いわゆる“ヒツジスト”たちのことだ。「ファンの方は『あの役が良かったです』『観て元気になりました』と伝えてくださったり、自分が納得のいかなかったお芝居をした時でさえ、何かしらを感じ取ろうとしてくださる。本当にファンの方が、私の背中を押してくれています」。

インタビュー後、彼女がなぜ、同性異性問わず、ここまで支持されるのかが、なんとなくわかった気がする。それは、彼女の仕事に対する謙虚さと真摯さに加え、馬場礼子なみの全力投球ぶりに尽きる。『HERO』を観れば、さらにヒツジストが増殖しそうな予感がする。【取材・文/山崎伸子】

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