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ジョージ・クルーニー「結婚して僕の未来は変わった」

2015年6月04日 7:00

『トゥモローランド』で来日したジョージ・クルーニーを直撃

甘いマスクに、俳優・監督としての素晴らしいキャリア、そして、近年は社会奉仕活動にも情熱を注ぐ、最強のスター、ジョージ・クルーニー。そのジョージが、才色兼備の新妻と共に、ウォルト・ディズニーの映画『トゥモローランド』(6月6日公開)で8年ぶりに来日を果たした。向かうところ敵なしのジョージに直撃インタビュー!

ウォルト・ディズニー最大の謎にして、最高のプロジェクトといわれる本作。17歳の少女ケイシー(ブリット・ロバートソン)が、理想の世界・トゥモローランドの存在を知る男(ジョージ・クルーニー)と出会い、人類の未来を懸けた冒険に挑む。メガホンをとったのは『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)のブラッド・バード監督だ。

子どものころに誰もが夢見たであろう、すべてが可能になる世界、それが『トゥモローランド』。ジョージは子ども時代をこう振り返る。「僕はもう54歳だけど、昔はみんなが宇宙に行こうと言っていた時代だったよ。8歳の時、ちょうど月面着陸が話題になったことを覚えているけど、僕の少年時代は、未来は何でも可能になると思っていたんだ」。

ジョージが初めてカリフォルニアにあるディズニーランドを訪れたのは、6歳の頃だった。「当時、『トゥモローランド』を見て、信じられない!これが未来なんだ!と思った。だから2015年くらいになると、みんなが空飛ぶ車に乗っていると思っていたね(笑)」。

ジョージは、最新テクノロジーについては「便利だけど、なくても良いものもたくさんある。僕が手紙を書くのが好きなんだか、文字を書く機会がなくなっちゃったし」と、持論を述べる。

さらに「オバマ大統領と一緒に資金集めをした時、みんながこうやって撮りながら握手をするんだ」と、スマホを手に持ちながら、もう片方の手で握手をするという行為について説明。「大統領を前に何をしているんだ!?それって、大統領に会ったとは言えないじゃないか。記録しただけだよね」と苦言を呈した。

その後、話題は未来の話へ。2014年9月に、レバノン系イギリス人弁護士で人権活動家のアマル・アラムディンと結婚したジョージは「もちろん、結婚して、僕の未来は変わったよ。また、家の収納スペースが全部取られてしまった」と苦笑い。

「子どもの頃、僕は家族や周りの人々から、我々の行動が未来に響くという教えを受けてきた。だから、世の中で活躍しなさいと言われてきたんだ。この映画に惹かれたのは、そういう楽観主義的な感覚があったからかもしれないね」。

ジョージといえば、誰もが憧れる“リア充”の大スターに見えるが、そんな彼がどうしても手に入れられないものは?と尋ねると「言葉が習得できないんだ」とのこと。

「いまだって、日本語ができたら直接しゃべれるのになあと思う。僕はイタリアに家があるので、イタリア語のレッスンを週に3日、毎日4時間受けていたんだ。でも、毎日、レッスンをやる度に、1からまた始めないといけない。イタリア語の先生に呆れられたよ」とおちゃめに笑う。

映画では、夢を見ることの大切さが描かれている。ジョージのいまの夢について聞いてみると「けっこう具体的にあるよ」とうなずく。「イタリアの湖畔で、妻とイヌがいっしょにいて。赤ワインを手にしてる」とスマートな表情を見せ、笑いを取るジョージ。

その後、気を取り直して「大きい夢としては、我々の社会、世界中が良い方向へ向かっていくことだ」と真摯に語ってくれた。「最近、暗いニュースばかりでガッカリすることが多い。でも、僕の信念、夢、そして願いは、若い世代が良い未来へと導いてくれることだ。世の中はこうだと決まっているわけじゃなく、変えることができる。そういう夢をもっていてほしい」。

終始、ウィットに飛んだ受け答えをして、インタビュアーを楽しませてくれたジョージ・クルーニー。この人に「夢をもって」と言われると、説得力があるし、非常に力がもらえる。そういう意味でも『トゥモローランド』は、多くの若い人たちに観てほしい映画だ。【取材・文/山崎伸子】

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