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大ヒット作を断った俳優、受け入れた俳優たちの運命

2015年6月01日 13:31

『タイタニック』でケイト・ウィンスレットが演じたローズ役の最初の候補はグウィネス・パルトロー | 写真:SPLASH/アフロ

ハリウッドでは、作品が決まるとキャスティング・ディレクターと言われる人々が、プロデューサーや監督に主演俳優のオファーをすることも多いと言われている。しかし、スケジュール上の問題や脚本の良し悪しなどによって、必ずしも希望する俳優たちがいい返事をしてくれるわけではない。

その結果、大ヒット作となった作品を断って後悔する俳優がいる一方で、逆に2、3番手として出演を受け入れ、オスカー受賞など大成功を収めたケースがある。それらの名作の一部を、デイリー・メール紙が掲載している。

アカデミー賞で11部門を受賞し、ケイト・ウィンスレットも助演女優賞にノミネートされた『タイタニック』(97)で、ジェームズ・キャメロン監督が、ケイト扮するローズ役として最初にオファーしたのはグウィネス・パルトローだった。

ジュリア・ロバーツを一躍有名にし、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞した『プリティ・ウーマン』(90)で、売春婦のヴィヴィアン役の最初の候補はメグ・ライアンとミシェル・ファイファーだったが、脚本の内容、とりわけエンディングが気に入らなかったため、2人ともオファーを断っている。

『007』シリーズでピアース・ブロスナンの降板劇があったあと、白羽の矢が立ったのはヒュー・ジャックマンだったのは有名な話だ。しかし『Xメン』シリーズの撮影との折り合いがつかなかったことに加え、当時はボンドのイメージが定着してしまうのを恐れたためにオファーを断ったことを認めている。

ヒューは「後悔の念で毎晩泣いていたよ」と明かしている。悪役のイメージが強く、顔のあばたなどでボンドファンから猛攻撃を食らったダニエル・クレイグだが、最終的にはシリーズ最大の大ヒットを記録しており、「初代ショーン・コネリーにも劣らない最高のボンド」と言われるまでに至っている。

他には、『ジェイソン・ボーン』シリーズとの兼ね合いで、世界最高の歴代興行成績を叩き出したジェームズ・キャメロン監督作『アバター』(09)でサム・ワーシントン扮するジェイク役を断ったマット・デイモン。

クリント・イーストウッド監督作『ミリオンダラー・ベイビー』(04)で2度目のアカデミー賞主演女優賞を受賞したヒラリー・スワンクが演じたマギー役を、スケジュールの都合で断ったサンドラ・ブロック。

トム・ハンクスを2度目のオスカーに導いた『フォレスト・ガンプ 一期一会』(94)を断ったジョン・トラボルタなども、その後の運命が大きく変わっていると言える。

また、かねてからの因縁関係で知られるレオナルド・ディカプリオとクリスチャン・ベール。『アメリカン・サイコ』(00)のパトリック役は、当初クリスチャンに白羽の矢が立っていたが、『タイタニック』フィーバーでレオにオファーがいってしまった。

9か月間、クリスチャンはレオが同役を断ってくれること待ち続け、最終的にはレオが『ザ・ビーチ』(00)を選んだため、クリスチャンがカリスマ的演技として後々語られることになったパトリック役を演じることができたと言われている。

さらにクリスチャンは、『タイタニック』のジャック役を演じたがっていたとも言われている。結局クリスチャンは『ザ・ファイター』(10)でアカデミー賞助演男優賞を手にしているが、長年にわたって『タイタニック』のジャックのイメージを払拭できなかったレオは、ノミネート数は最多ながら無冠に終わっている。

多くの場合、オファーされた役どころを断ったことでオスカーを逃した実力派俳優たちは、別の作品で挽回を図っているようだが、中には最後のチャンスになってしまった俳優たちもいる。

いずれにしても、オリジナルのキャストだった場合は、作品のでき栄えすらも大きく変わっていた可能性もあり、1作品の選択がその後の人生を大きく変えてしまうことは間違いない事実だ。【NY在住/JUNKO】

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写真:SPLASH/アフロ| [c]Universal Pictures