• INTERVIEW

“相棒”コンビ復活!水谷豊「監督はこの映画に適任!」

2015年4月20日 16:21

「何も話さなくてもお互いに解る」と、水谷は橋本一監督との撮影を振り返る | [c]浅田次郎/集英社 [c]2015「王妃の館」製作委員会

「念願のコメディ映画」と語るのは、4月25日(土)公開の『王妃の館』に主演する水谷豊。本作に出演するにあたり特別な思いを抱いているという水谷に、その胸中を語ってもらった。

本作はパリの高級ホテル、シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ=“王妃の館”を訪れた2組のツアーメンバー計11名に降りかかる騒動を描いたシチュエーションコメディ。かねてからコメディ映画に出演したいと考えていた水谷は本作の出演についてこう語る。

「コメディの本質はユーモアにあると思っています。そしてユーモアは、人が生きていくうえで欠くことの出来ない要素ですよね。ですからずっとコメディ映画に出たいと思っていたんです」。

そしてその思いは年々募っていったという。そんな時に出会ったのが、浅田次郎の長編小説「王妃の館」だった。「シリアスなテーマだった『少年H』(12)が終わった後、次の作品を探しましょうという時に出会ったのがこの作品でした」と水谷。

しかし全編パリが舞台、ヴェルサイユ宮殿など歴史的建築物での撮影が不可欠など、映画化には高いハードルがあった。「もし映画にするには、乗り越えなければならない困難がたくさんある。それでも挑戦したいと思わせる、実に素晴らしい作品でした」。

もともと浅田作品のファンだったという水谷。その魅力は豊かなイメージにあるという。「浅田さんの作品は、ただ惹きつけられるだけではなく映像が浮かんでくる、つまり映画にしたくなるんです。これまでも、やりたいと思いながらも『相棒』を撮っている間に先を越された作品もありました(笑)。でも『王妃の館』だけは、映画化は無理だと誰も手を出していなかった。念願の浅田作品でしかもコメディですから、何かご縁があったんだろうと思います」。

そんな本作で組んだのが、ドラマ「相棒」でも数多くのエピソードを演出した橋本一監督だ。「ずっとご一緒してきたので、特別、何も話さなくてもお互いに解るんですね。僕が出したアイデアを橋本監督ならではの映像で描く。これが本当のコンビネーションなんだと思いました」。

画作りにこだわる橋本監督は、パリを舞台にした本作には適任だったという。「さまざまな画を重ねていくのが監督の魅力的なところ。さまざまなアプローチでイメージを作りあげるスタイルは、この作品にぴったりでした」。

個性派俳優、水谷豊がその持ち味を存分に発揮した『王妃の館』。それを支えていたのは浅田作品との運命的な出会い、そして信頼のおけるスタッフとの連携だったようだ。【取材・文/神武団四郎】

関連映画

関連映画ニュース

[c]浅田次郎/集英社 [c]2015「王妃の館」製作委員会| [c]浅田次郎/集英社 [c]2015「王妃の館」製作委員会