• NEWS

「進撃の巨人」作者もファンを公言する弐瓶勉の魅力

2015年2月02日 17:00

嫌悪感を抱くようなビジュアルの奇居子と戦う衛人 | [c]TSUTOMU NIHEI・KODANSHA/KOS PRODUCTION COMMITTEE.

1997年から月刊アフタヌーンに連載された「BLAME!」で、階層都市を放浪する主人公の姿を圧倒的なスケールで描き注目を浴びた漫画家・弐瓶勉。彼にとって初のテレビアニメ化作となった「シドニアの騎士」に新カットなどを加えて映画化したのが『劇場版 シドニアの騎士』(3月6日公開)だ。日本だけでなく、海外からも熱い注目を浴びる彼の作品の魅力はそのハードな世界観にある。

フランスのコミック、バンド・デシネの有名な作家エンキ・ビラルのような緻密な絵で、主人公と奇怪な敵との戦いを退廃的ムードと共に描くのが彼の作品の特徴。前述した「BLAME!」だけでなく、初の週刊誌連載となった「BIOMEGA」でも、レザースーツに身を包んだ主人公と、人のカタチをした人工知能や合成人間との戦いが描かれていた。

その「BIOMEGA」以来の長編となった「シドニアの騎士」は、そんなハードな世界観に、初めてロボットやラブストーリーといった要素を盛り込んだ弐瓶勉の新機軸となった作品だ。とはいえ、やはり主人公らが戦う謎の生物・寄居子(ガウナ)は、触手で主人公が操る衛人(もりと)と呼ばれるロボットを襲ったり、寄居子の細胞に人間の遺伝子を組み込んで誕生させた融合個体と呼ばれる異形の存在を登場させたりと、キャラクターは見るからに奇怪なものばかりだったりする。

そんな弐瓶作品の面白さは作品同士の関係性はないものの、本作での敵・寄居子(ガウナ)や衛人を作っている巨大企業・東亜重工といった存在が、他の作品にも度々登場するところにもある。「BLAME!」が本作の劇中劇としてアニメ化されているのも弐瓶作品らしいと言えるかもしれない。

今年最大の注目作である「進撃の巨人」の作者、諫山創も尊敬するという弐瓶勉の世界を、本作で一度体験してみてはいかがだろう。【トライワークス】

関連映画

関連映画ニュース

[c]TSUTOMU NIHEI・KODANSHA/KOS PRODUCTION COMMITTEE.| (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会| [c]諫山 創/講談社 [c]映画「進撃の巨人」製作委員会