• NEWS

天童荒太も絶賛の完成度!「必ずハンカチのご用意を」

2015年1月26日 21:59

デビュー10年目の節目を迎えた高良健吾

映画『悼む人』(2月14日公開)の完成披露試写会が、1月26日に丸の内TOEIで開催され、高良健吾、石田ゆり子、貫地谷しほり、大竹しのぶ、堤幸彦監督、原作者の天童荒太が登壇。「スタッフ、キャスト全員が全身全霊で取り組んだ作品」と語った堤監督の言葉通り、出席者が本作への愛情を熱く語った。

不慮の死を遂げた人を“悼む”ため、日本全国を旅する坂築静人を演じた主演の高良。「俳優デビュー10年目の節目にこの役を演じられて嬉しかったです。映画は見ていただかないと存在していないようなものなので、ぜひ一人でも多くの人に見てもらいたい」と観客に訴えた。

静人の母親役を演じた大竹しのぶは、「(旅に出ている)高良さんとは撮影があまりかぶらなかったので、監督に撮影済みの静人の映像を見せてもらって、彼も頑張っているんだな、と応援しながら演じていた。他人を“悼む”静人の心の美しさにやられてください」と、息子の帰りを待つ母親役ならではの視点で、本作の魅力について語った。

一方、夫を殺した罪に苛まれ、静人と行動を共にするヒロインを演じたのが石田ゆり子。「原作を読んで心を鷲掴みにされ、どうしてもこの役をやりたいと思ったんです。黙っていたら絶対に自分には来ない役だと思って、立候補してしまいました」と言う彼女の発言からは、本作への強いこだわりが感じられた。

また、石田と同じく天童荒太の原作に惚れこみ、映画化に至ったという堤監督は、「最後のワンカットまで諦めなかった。初めて組んだ撮影チームで、今までの自分の作品とはまったく違う作風なので、僕の中では、再デビュー作といってもいい作品です」と胸の内を明かした。さらに「映画が完成したら本当は一人きりで見ようと思ったんだけど、実は天童さんと一緒に、二人ぼっちの試写会を開いたんですよ」と、裏話も披露。

それを受け、天童も「平和の礎になって欲しいと思いこの作品を書きました。こういう映画がつくられ、日本から発信できることは誇りです。既に10回以上見ているんですが、毎回泣いてしまいます」と映画の出来を絶賛。「観客のみなさんのヒザには、まだハンカチが出ていないようですね。恥ずかしがらずに、ハンカチを用意しておいた方がいいですよ」と、客席に粋なアドバイスを送っていた。

最後に高良が、「“生”や“死”や“愛”がテーマの作品ですが、押し付けがましくは作っていません。みなさんはこのあと初めて見るかと思いますが、一度でこの作品の伝えたい答えが見つからなくてもいい。時間が育ててくれる映画だと思っています」と観客にメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/トライワークス】

関連映画

関連映画ニュース

[c]2015「悼む人」製作委員会/天童荒太| [c]2015「悼む人」製作委員会/天童荒太| (C)峰なゆか/ドラマ「女くどき飯」製作委員会・MBS| 撮影=YOONCHONGSOO| (C)峰なゆか/ドラマ「女くどき飯」製作委員会・MBS| [c]諫山 創/講談社 [c]映画「進撃の巨人」製作委員会| 撮影=荒木勇人