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能年玲奈、登坂広臣に感謝!「優しいから、頭突きも思いっきりできた」

2014年8月15日 15:00

能年玲奈、登坂広臣。お互いの印象は?
能年玲奈、登坂広臣。お互いの印象は?

紡木たくの伝説的コミックを実写映画化した『ホットロード』(8月16日公開)。孤独を抱えた14才の少女・和希と、複雑な家庭に育ち“不良少年の美学”を体現するかのような春山との恋が、スクリーンに登場する。本作で、純度の高い恋を演じた能年玲奈と登坂広臣を直撃。役柄への思い、共演の感想を聞いた。

本作の主人公は、自分が望まれた子ではないことに心を痛める和希と、不良チームの少年・春山。彼らの究極の初恋の物語であると同時に、まだ幼い2人が、心から大切に思える相手に出会い、命の重みや尊さに気づいていく人間ドラマでもある。

能年は、演じる和希役の印象をこう語る。「お母さんに構ってほしくて、自分のことを見てほしいと思っている。でもそれを素直に吐き出せないから、悪いことをしてしまうのかなと思いました。いつも一生懸命なところが、共感のできる女の子だと思います」。背伸びをしてしまう思春期の少女を、瑞々しく演じた。その真っ直ぐな瞳、佇まいに、観客は吸い込まれるはすだ。

さらに「原作の和希を忠実に演じる中でも、自分の考えた“軸”をぶらさないように演じられたら良いなと思った」と女優魂をのぞかせる。「自分の軸」とは、「和希が、少年のような女の子に見えたら良いなと思って。あとは、ウェット感を一切なくしたかった」とのこと。「普段は私、結構ドシドシ歩いてしまうんですが(笑)、動きやたたずまいに、体重感がないように映ると良いなと思いました」と原作を読んだ印象を踏まえ、和希役を熱心に作り上げた。

映画初出演にして、確かな存在感で、女子・男子にとっても“永遠の憧れ”ともいうべき春山役を演じきったのが、三代目J Soul Brothersのボーカルとしても活躍する登坂だ。登坂は「和希と出会う前の春山には、人間らしくないというか、死を恐れないようなところがあって。性格もすごく不器用ですが、どこかに孤独や心の闇を抱えている部分は、人を惹き付ける魅力のあるキャラクターだと思いました」と春山を分析。

「春山と似ているところはある?」と尋ねると、「不器用なところですね」と照れ笑い。「素直に言えばいいところを、違う言い回しにしてしまったり、逆のことを言ってしまったり。そういった不器用なところは共感できたし、自分らしく演じられたらと思いました」と、愛情たっぷりに役柄に向き合った。

共演の感想を聞いてみると、「登坂さんは、すごく現場を明るくしてくださる方だった」と能年。「和希が春山を殴ったり、頭突きをしたりするシーンがあったんですが、登坂さんが『思いっきりやってください』と言ってくださって。とても優しい方だったので、思いっきりいくことができました。ありがとうございます」と隣の登坂をチラリ。一方の登坂は「リハーサルでお会いした時には、もう脚本も原作も読み込んでいらっしゃって。すでに『和希だな』という印象でした」と述懐。「殴ったり、頭突きをしたりするシーンもすごくストイックに演じてらっしゃった」と能年の姿勢に感心しきりだ。

純粋な恋を描く物語だが、能年は特に印象的なシーンとして、和希と春山の出会いのシーンを挙げた。「初めて会った時から、和希は春山に惹かれていたと思います。だけどムカつく。そういった部分が同時に、一瞬で見えると良いなと思いました」。そして登坂が挙げたのが、春山が和希の母親に「こいつのこと嫌いなの?俺がもらってっちゃうよ」と語りかけるシーンだ。「自分が原作を読んでいても、その和希と母親のシーンはとても色濃く描かれていて、印象的なシーンでした。紡木先生にお会いした時に、先生自身もそのシーンは大事にされているとおっしゃっていて。その空気感に寄り添えるようにと演じさせていただきました」。

大役を演じきり、新境地を切り開いた能年玲奈と登坂広臣。この自信を胸に、さらに飛躍。今後の活躍がますます楽しみでならない。【取材・文/成田おり枝】

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