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SEKAI NO OWARIが語る、まったく予測不可能でファンタジックな映画『TOKYO FANTASY』。

2014年8月08日 12:21

SEKAI NO OWARIメンバーにインタビューを敢行! | 撮影/湯浅亨

時代を席巻する人気バンドが、映画の世界へと乗り出す。そのこと自体は国内外問わずポピュラーミュージック界の歴史において珍しいことではないが、SEKAI NO OWARIの『SEKAI NO OWARI TOKYO FANTASY』(8月8日より先行上映、8月15日より全国公開)は、これまでの彼らの音楽活動がそうであったように、まったく予測不可能でファンタジックな作品となっている。

Nakajin「ライブ映像もあって、ドキュメンタリーもあって、僕らが演技もしてるし、アニメも入るし、本当にメチャクチャだよね。一体これだけの要素をどういう作品にまとめるつもりなんだろうって。撮影中も『これってどこに使うんだろう?』ってカットばっかりだったから、作品を見た時は『あぁ、こうふうに繋げたんだ!』って、すごく新鮮でしたね。そこには、フランスのアーティストならではの独特の感性が反映されていると思います」

Nakajinがそう語るように、監督を務めたのはフランス在住の映像作家、ラファエル・フリードマン。映画監督ミシェル・ゴンドリーらが所属するプロダクション「パルチザン」に所属し、これまでシガー・ロスのミュージックビデオやナイキ、コカ・コーラ、プジョーなどのCMを手掛けてきた才人だ。本作に海外のクリエイターを抜擢した理由について、Fukaseは次のように語ってくれた。

Fukase「僕はとにかくラファエルに、このバンドを彼が見たまんまに撮ってほしかったんです。彼のよかったところは、日本の音楽シーンのことを何にも知らなかったこと。特に日本では『バンドはこうあるべきだ』みたいな凝り固まった考えがあったりするから、彼だったら、そういう考えから自由に、僕らを素材にして遊んでくれるんじゃないかなって。だから、この作品は僕らの映画というよりも、僕らとラファエルがコラボした映像作品と言った方がいいかもしれないと思ってます」

今年10月、SEKAI NO OWARIは昨年に続いてセルフプロデュースによる大掛かりなワンマンライブを3日間にわたって開催するが、そこにも「TOKYO FANTASY」というタイトルが冠せられている。2014年のSEKAI NO OWARIにとって最重要キーワードとなった「TOKYO FANTASY」。そこには、彼らのどんな思いが込められているのだろう?

Fukase「僕は東京という街がすごく好きで、この東京という街でファンタジックなものを作りたいんだっていう、そういうコンセプトのようなものを、以前からマネージャーによく話してたんですよ。そしたら、ウチのマネージャーがその言葉をすごく気に入って、海外と仕事をする時にもその言葉をよく使うようになったんですよね」

Saori「メンバー間で話し合いをするときに、世界観を共有するためによくキーワードを出し合うことがあるんですけど、1年前くらいからこの『TOKYO FANTASY』って言葉が出てくるようになって。その言葉の中に、自分たちのもっているイメージを詰め込んでいった感じです。まだうまく説明できないところもあるんですけど、私たちには、はっきりとした絵やイメージはあるんです。『これはTOKYO FANTASY』『これはTOKYO FANTASYじゃない』みたいな」

これまでも過去の日本のバンドシーンの常識にまったくとらわれない大胆で驚きに満ちた活動を展開してきたSEKAI NO OWARI。彼らにとって、今回の映画『TOKYO FANTASY』という作品はどのような意味を持つのか。最後に4人のコメントを。

Fukase「この作品は『TOKYO FANTASY』というタイトルをつけてラファエルに映画を撮ってもらったら、どういう作品が出てくるのかなって。そういう実験的な意味合いが強いです」

DJ LOVE「ドキュメンタリーだと思って映画館に見に来たお客さんは、きっとビックリするんじゃないかな。『なんか、変なのが始まったぞ!』って」

Nakajin「これまでのレールからちょっと外れて、バンドにとって新しいトライをしてみた。そういう作品ですね」

Saori「この作品を見たファンのみんなや、初めてこの作品で私たちを見た人が、どんなことを思うのかまったく想像がつかないですね(笑)。わかりやすいストーリーみたいなのがなくて、『この次に一体何が起こるんだろう?』って思わせてくれる、そういうところが私は好きです」

【取材・文/宇野維正】

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撮影/湯浅亨| [c]2014 TOKYO FANTASY FILM PARTNERS