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本当の敵はスパイダーマンやX-MEN!?アメコミ映画とも渡り合える『キカイダー』のドラマ性

2014年5月24日 12:00

リアル&スタイリッシュになって帰ってきたキカイダー | [c]石森プロ・東映 [c]2014「キカイダー」製作委員会

40年前に放送された特撮「人造人間キカイダー」を現代に復活させた話題作『キカイダー REBOOT』(公開中)。「仮面ライダー」で知られる漫画家・石ノ森章太郎が創出した“機械仕掛けのヒーロー”の活躍がリアル&スタイリッシュに描かれる本作は、アメコミヒーロー的な大人向けの大作に仕上がっている。

“良心回路”を埋め込まれ、ロボットでありながら善と悪の相反する感情の間で葛藤するキカイダー。彼が「何を、誰を、なぜ守るのか?」と苦悩しながら戦う姿は、“大いなる力”をどう使うべきか葛藤する「スパイダーマン」、ミュータントとしての境遇に心を左右され、善と悪に分かれる「X-MEN」などと重なる。ただキカイダーの場合は、人間が特殊な力を得てヒーローになるのではなく、特殊な力を持つ機械が人間に近づこうとする、という展開が既存のヒーロー映画にはない独創的なドラマを生んでいる。

また『キカイダー REBOOT』は、対峙する“悪”の描かれ方も注目ポイント。宿敵・ハカイダーを開発した科学者ギルバート・神崎(鶴見慎吾)は、アメコミムービーにおける“ヴィラン(悪役)”のような立ち位置で、ハカイダーをキカイダーと戦わせるに至る過程にもドラマ性がある。こうした善と悪の葛藤は放送中の「仮面ライダー鎧武」などでも描かれているが、設定に玩具的な要素はなく、世界観も徹底したリアル路線である点で、より大人向けのドラマと言えるだろう。

“善の青”“悪の赤”という左右非対称の色分けが大胆なキカイダーの造形も、「ロボコップ」はもちろん「アイアンマン」などメカニカル&メタリックなヒーローと並んでも遜色のないクオリティ。大人が観ても「かっこいい!」と素直に思えるヒーローのアクションはもちろんのこと、予想以上にドラマチックな展開に魅了されるはずだ。【トライワークス】

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[c]石森プロ・東映 [c]2014「キカイダー」製作委員会| [c]2014 Twentieth Century Fox| 撮影/間部百合 ヘアメイク/永瀬多壱(VANITES)