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夭逝した天才漫才師の河本栄得への思いを相方・高山トモヒロが明かす!

2014年3月24日 13:19

舞台挨拶に登壇した申相祐、趙たみ和、波岡一喜、高山トモヒロ監督(写真左より)

「第6回沖縄国際映画祭」4日目となる3月23日、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター・シアター1にて、「コンペティション Peace部門」にノミネートされている『ベイブルース ~25歳と364日~』が上映された。

同作品は、かつて大阪で活躍し、数々の新人賞を獲得するも、病気で夭逝した漫才コンビ、ベイブルース・河本栄得さんの青春ストーリー。河本さんが生きた、短くも激しい人生を克明につづっていく。

上映に先立ち、河本さんの相方であり原作者、そして、今回監督を務めた高山トモヒロ、俳優・波岡一喜、趙たみ和(※)、申相祐が登壇した。

2009年に原作を出版し、今回映画化に至ったことについて高山は、「本を出版した時点で僕の中ではゴールやったんです。相方もこれでうれしいやろと思っていたんですけど、映画化になるといういい話を聞いて、僕の心は正直躍っていました」と、胸中を告白。そして、「クランクインが近づくにつれて、これはすごく頑張らなアカン。お笑い芸人がつくった映画というだけで終わったらアカンな。この映画には、25歳と364日で亡くなった河本栄得という男が乗っかっているし、ここは河本家にエエカッコしてあげないかんなという思いで胸の中で熱くなりました」と、思いを口にした。

そんな熱い思いを受けて出演し、監督の高山トモヒロの役を演じた波岡は、「監督をされた高山トモヒロさんの役ということで、常にすぐ側にいるわけですし、“お前、全然ちゃうねん!”と言われたらどうしようかと思っていました。さすがに撮影が始まって、漫才練習が始まっていくと、徐々に馴染んでいきましたね」と振り返る。

それに対して、高山本人は「役者根性があるので、“高山トモヒロ”とはどういうクセがあるのかというのを常に見てくるんですよね。撮影中も見られているという意識があったので、ちょっぴりエエカッコしてました。とにかく研究熱心でしたね」と返した。

また、主人公の河本栄得役を務めた趙たみ和は、「自分は生まれも育ちも大阪で、漫才師・ベイブルースは、中学時代にずっと観ていたので、あの時あこがれていたベイブルースの河本栄得役をやらせてもらうということで、驚きと喜びがありましたね。映画は、俳優がやる漫才ではなくて、漫才師がやるような漫才に見えたらいいなと思って一生懸命やっていたので、やっぱり苦労しましたね」と役づくりについて語った。ほか、映画の中で演じられる漫才は、実際にベイブルースが使った漫才の台本を使い、VTRも観て覚えていったという。漫才の撮影も部分撮りではなく、漫才の舞台本番に近い状態で撮影されたそう。

映画の見どころについて高山は、「高山については、相方に誘われて無理矢理漫才を始めたので、最初は素人なんですけど、だんだんプロの姿に変わっていくのも注目です。また、趙たみ和が河本栄得を演じていますけど、その骨太さ、分厚い芝居を観てほしいですね」と見どころを披露。続けて、「本当は謙遜して言わなければいけないところをあえていいます。自信あります!本当に良い映画です」と断言した。

※趙たみ和の「たみ」は「王」偏に「民」

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