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『トレインスポッティング』続編、足踏みの理由はダニー・ボイルとユアン・マクレガーの不仲だった!

2013年11月17日 18:12

『フィルス』のジョン・S・ベアード監督と原作者のアーヴィン・ウェルシュを直撃

『つぐない』(07)のジェームズ・マカヴォイ主演作『フィルス』(11月16日公開)のキャンペーンで来日した、新鋭監督ジョン・S・ベアードと原作者のアーヴィン・ウェルシュにインタビュー。ウェルシュは、大ヒット作『トレインスポッティング』(96)の原作者ということで、『フィルス』の製作秘話の他、同作の続編の進捗状況についても話を聞いた。

『フィルス』は、出世欲が強く、腹黒いスコットランド人刑事ブルース・ロバートソンが、ドラッグに溺れ、心身共に蝕まれていく姿を追った壮絶な人間ドラマ。ベアード監督は、スタイリッシュな映像美で、原作の世界観を見事に活写した。自身の小説が何本か映画化されてきたウェルシュだが、満足の行く仕上がりになったのは、『トレインスポッティング』以来だと言う。

ウェルシュは、ベアード監督と、主演のマカヴォイを手放しで絶賛する。「僕は、5段階を踏んで感激してきた。最初はベアード監督に出会い、映画の構想を聞いた時。2番目は監督から素晴らしい脚本をもらった時、3番目はジェームズ・マカヴォイに会って、ようやく欠けていたすべてのピースが揃ったと思えた時、4番目はラッシュでジェームズのパフォーマンスに驚いた時。そして5番目は完成した映画を見た時だ。本当に圧倒されたよ!」

『トレインスポッティング』の存在は、ベアード監督に多大なプレッシャーを与えなかった?と聞くと、「小説や映画はもちろん大好きだけど、それは意識しなかったよ」と答えてくれた。「だって、今回は全く違うストーリーだから。こっちは1人の中年男の話、しかも彼は警察官で、いわば、『トレインスポッティング』とは逆の立場の人の話でしょ。アーヴィンも昔の成功については、全く気にするなと言ってくれたしね。それに『フィルス』は、『時計じかけのオレンジ』(71)や『ファイトクラブ』(99)の影響の方が受けていると思う」。

では、『トレインスポッティング』の続編、「ポルノ」の映画化については、どこまで進んでいるのだろう?ウェルシュは、映画化まで二の足を踏んでいた理由についてこう語った。「長い間、やろうと思っていて、ざっくりとした脚本もすでにあるんだけど、ちょっと内容が古くなってしまった。だから、今の時代に合わせて、新しくしているところだ」。

さらに、彼はこう続けた。「実は、監督のダニー・ボイルと、主演のユアン・マクレガーがずっと仲違いしていたというのも理由の1つだ。ようやく彼らが仲直りしたので、大きな壁はなくなったよ。今は、資金集めや、エージェントなどの苦労はあるけど、何よりも納得の行く脚本ができていないことが一番の問題だ。やはり、前作を超えるものでないと、大変な思いをして続編を作る意味が無い。そのことだけは、全員が一致している。今は、みんなそれぞれが成功していて、お金を儲けたいから作るわけではないし、やっぱり映像的にすごく面白いものを作りたいから」。

映画ファンとしては、続編製作の動きを、今後も追いかけていきたいところだ。でも、その前に、ウェルシュも仕上がりにご満悦の『フィルス』を是非チェックしていただきたい。【取材・文/山崎伸子】

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