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阿部サダヲ&菅野美穂主演映画がイタリアの映画祭で観客賞受賞!

2013年6月03日 14:01

日本から参加した中村義洋監督。「老若男女問わず涙をぬぐわれている様は、あぁ家族を想う気持ちは国が変わっても一緒なのだなあ、と胸を打たれました」

5月22日~25日(現地時間)までイタリアのフィレンツェで開催されていたフィレンツェ映画祭にて、オープニング作品として上映された『奇跡のリンゴ』(6月8日公開)が、同映画祭唯一の賞である“観客賞”を受賞した。

本作は、11年にわたる苦悩の末、絶対不可能といわれていたリンゴの無農薬栽培に成功した青森県在住のリンゴ農家の実話を映画化した感動ストーリー。食事もままならない極貧生活にもめげずに奇跡のリンゴを生み出した夫婦を、阿部サダヲと菅野美穂が演じる。他に山崎努、池内博之、原田美枝子、笹野高史、伊武雅刀らベテランや実力派の俳優たちが共演。監督は『ゴールデンスランバー』(09)など伊坂幸太郎原作の作品を多数手掛けてきた中村義洋が務めた。

5月22日のオープニング上映の際には、主演の阿部のコミカルな演技に爆笑が起き、後半からラストにかけてはたくさんの観客が涙を拭った。観客賞は、メイン会場である「チネマ・オデオン」で上映された12作品の中から映画祭終了後、一般観客(動員5000人)の投票により選出されたもの。日本のリンゴ農家の実話は、スローフードの発祥の国であり、食文化を重んじるイタリアでも興味深い題材だったようだ。上映後に会場で行われたティーチインには中村監督が参加。俳優への演出方法などの映画論から、無農薬農法の現状まで質問が相次ぎ、終了予定時間を大幅に超え、日付が変わっても続けられるほど盛り上がりを見せた。

現地の観客の間では、「泣いた」、「感動した」という声が圧倒的。他にも「家族のつながりの強さに心を動かされた」、「絶対にあきらめない主人公の姿に感銘を受けた」、「阿部サダヲのコミカルな演技に大笑いした」、「菅野美穂の笑顔が強く印象に残った」といった感想があり、フィレンツェの観客にも好意的に受け入れられた様子だ。

中村監督は「観客賞、ありがとうございます!上映中は劇場の2階に陣取り、イタリアの観客の方々の反応を見守っておりました。上映後のティーチインでは、『なぜあんなに俳優さんのお芝居が自然なのか?』『どういう演出をしているのか?』という質問が挙がりましたが、『この映画では日本一うまい俳優さんばかりを揃えたので演出はほとんどしていません!』と答えました。阿部さん、菅野さん、山崎さん…そういった素晴らしい俳優の皆さんと、そしてスタッフのみんなに、感謝、感謝です」とコメント。菅野も「遠く離れたフィレンツェで、賞を授けて頂けたこと、本当に光栄に思います」とコメントを発表した。そして阿部は「すごい!!フィレンツェ!好き!素敵な感想ありがとうございます!!この日本映画がいろんな国に伝わるといいですねぇ…でもまずは、日本から!」と、日本でのヒットにも期待を寄せた。【Movie Walker】

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