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第70回ゴールデングローブ賞でベストドレッサーを手にしたのは!?

2013年1月17日 20:48

混戦模様のベストドレッサーを征す?
混戦模様のベストドレッサーを征す?写真:SPLASH/アフロ

現地時間1月13日に行われた第70回ゴールデングローブ賞のファッショントレンドは、ウィンターホワイト、無難ではないリスク覚悟のブラック、トマトレッド、ヌードカラーなどで、今年は上半身がビスチェにトランペット型のドレスが目を引いた。

また、ヘアスタイルは、髪をタイトにまとめて片側に大きなウェーブをつけた1930年代のオールドハリウッドスタイルや、それを片側でアップにしたまとめ髪、センター分けのストレートなど、予想通りレトロの復活が見られた。

ベストドレッサーに関しては、昨年と違ってダントツの存在がおらず、混戦模様だった。各メディアごとに意見が異なるほか、ベストとワーストドレッサーが紙一重だったりという現象も見られたが、エンターテインメント・ウィークリー誌、Usウィークリー誌、ピープル誌、米E!テレビ、ロサンゼルス・タイムズ紙、米MTVテレビなどの評価をまとめみた。

横並び的な存在の中で、米E!テレビの辛口ファッションコメンテーターらを唸らせたのは、『ハンガー・ゲーム』(12)で歌曲賞にノミネートされていたテイラー・スウィフトだ。これまでのテイラーは、あどけない少女のイメージだったが、シンプルなダナ・キャランアトリエのプラム色のトランペット型のドレスを身にまとったテイラーは、「大人の女性に成長した。自分でまとめた髪型はプロに任せた方が良いが、ドロップ型のイヤリングにボールドカラーのリップとメイクもパーフェクト」と評価も高く、「セクシーな映画スターの誕生!」とまで言わしめた。

見事、助演女優賞を受賞したアン・ハサウェイは、今回バッサリ切ったショート髪に、上下セパレート型のシンプルなウィンターホワイトのシャネルのドレスで挑んだが、「イヤリングやネックレスなしのシンプルなファッションで、品と美しさを引き出している」と絶賛された一方で、シンプルすぎたことがマイナスの要素としてもとらえられており、惜しくも1位の座を逃した。また、ナオミ・ワッツの1930年代のハリウッド風にまとめたアップのヘアスタイルに、渋い赤のハイネックのザック・ポーゼンの長袖ドレスは、「一見、レトロに見えるが、長く伸びた裾と、大きく開いた背中がセクシーで、まさにハリウッド女優の風格」と、高く評価されている。

いつもファッショナブルなケイト・ハドソンは、アレキサンダー・マックウィーンの黒い長袖のドレスを着こなし、「理想は、首もとのディテールを見るためにヘアをアップにしてほしかったが、カリフォルニアガールのケイトには、ちょうど良いラフさ」と評判だった。また、胴の部分がラメで透けて見えるアレキサンダー・マックウィーンの黒いドレスを着ていたニコール・キッドマンも、「グレース・ケリー風に肩まで切ったヘアも品があり、ドレスとのマッチングも最高」と評判で、プラダのスーツを着こなしていた夫キース・アーバンと共に、ベストカップルに選ばれた。

産後とは思えない抜群のスタイルで挑んだミーガン・フォックスの、ドルチェ&ガッバーナのベージュピンクレースのトランペット型ドレスは、片側に大きなウェーブのあるオールドハリウッドスタイルのヘアと抜群のマッチング、また同じく産後1ヶ月のクレア・ディーンズの、トマトレッドの胸元Vのホルターネックのアトリエ・ベルサーチのドレスも、「髪をラフに下ろし、飾り気のないスタイルは、気張らないシンプルなクレアらしい」と絶賛されている。

他にはリア・ミシェルのウィンターホワイトのエリーサーブのホルタードレス、エイミー・アダムスの1930年代のハリウッド風のまとめ髪に、マルケッサのベージュのトランペット型ドレス、真ん中分けのストレートヘアで挑んだマリオン・コティヤールの、膝丈から斜めのラインのドレスのラインが美しいブラッドオレンジのクリスチャン・ディオール オートクチュールのドレスも、片側だけに施されたシルバーのベルトのアクセントがポイントで評判は上々だった。

今回、注目されていたのが、夫のベン・アフレック(『アルゴ』で監督賞と作品賞を受賞)に付き添ってレッドカーペットを歩いたジェニファー・ガーナーだ。夫が主役という立場を踏まえたファッションがポイントだったが、ブルゴーニュワインのヴィヴィアン・ウェストウッド クチュールのラメ入りのビスチェ型ドレスに、真ん中分けでラフにまとめたウェービーなアップのまとめ髪というスタイルは、期待を裏切らなかったようで、グッチのタキシードスーツを着ていたベンと共に、一番ハリウッドで輝いているカップルに選ばれている。

概ね好評だったものの、反対意見も根強かったファッションには、ジェニファー・ロペスのズハイル・ムラドのドレスが挙げられている。当日は、カリフォルニアコールドと言われる、珍しく涼しく風もある天候だったせいか、長袖のドレスも目立ったが、「ベージュで全身を覆い尽くし、大きな白のレースがデザインされたドレスに、「やりすぎ」との評価が下る一方で、「彼女しかできないファッション」と絶賛されている。また、ジェニファー・ローレンスのトマトレッドのディオール オートクチュールのAラインドレスは、「アップのヘアもシルバーのベルトも完璧」としながらも、「マドンナ風のカップコーンの胸元が下品」との審判が下ったのが残念だ。ズーイー・デシャネルの、チェリーレッドのオスカー・デ・ランタのプリンセス型ドレスは、若々しさの象徴として評判が良かったが、パールのネックレスに前髪を下ろしたポニーテールが「普通っぽい」との見解もあった。

また、ジェシカ・アルバのコーラルのオスカー・デ・ラレンタのトランペット型ドレスに、オールドハリウッドヘアスタイルは、580万ドルと言われる胸元のハリーウィンストンのダイヤのネックレスとのマッチングも完璧だったが、「ファーのクラッチバックが全ての品位を駄目にする」ほどのダメージがあり、ベストドレッサーには選ばれなかった。

たった一ヶ所の過ちでベストドレッサーを逃したセレブが多い中、セシル・B・デミル賞を受賞し、同性愛者であることをカミングアウトし、「洋服は洋服よ」と言い放ったジョディ・フォスターが着ていたネイビーのジョルジオ アルマーニのメタリックドレスは、「今までのレッドカーペットで最高」と絶賛されている。それだけベストドレスを選ぶのは難しいということになるが、現地時間2月24日(日)に開催される第85回アカデミー賞授賞式のレッドカーペットが今から楽しみだ。【NY在住/JUNKO】

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