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第70回ゴールデングローブ賞ワーストドレッサーはナイスバディのアカデミー女優!

2013年1月16日 17:50

ハル・ベリーがワーストドレッサーに
ハル・ベリーがワーストドレッサーに写真:SPLASH/アフロ

現地時間1月13日に開催された第70回ゴールデングローブ賞(以下、GG賞)では、今年もセレブたちが華やかなファッションで楽しませてくれた。

スターたちが直前まで血眼になって選ぶレッドカーペットのファッションについて毎年言われていることは、「特にGG賞とアカデミー賞という映画界の二大イベントにおいては、コンサバで重厚スタイルの受けが良く、他のイベント以上に品位と格式が重視される」ということだ。

柄もののドレスやビーチスタイルのドレス、ミニスカートは受け入れられず、毎年ワーストドレッサーの格好の餌食となるのだが、今年もまたそのリスクをプラスに転じられなかった女優たちが選ばれている。

Usウィークリー誌、ピープル誌、米テレビE!、ロサンゼルスタイムズ紙、米テレビMTV、エンターテインメント・ウィークリー誌など、ほとんどのメディアに最も不名誉な烙印を押されたのは、スタイル抜群でセンスが良いはずのハル・ベリーだった。

今回、ハルが選んだのは、アトリエヴェルサーチの2012年秋のコレクションで、カットアウェイの透き通ったピンク、ダークブラウンベージュで、片側紐でウエストで切り替えが入った、右脚に大きなスリットのフワフワタイプのドレスだ。「15年前にビヨンセがミュージックビデオで着ていた服のようだ」「胴体の切り返しの部分は、細いウエストがきつそうそうに見えて、ハルの美しいボディラインに合っていない。素材、柄、カット、全てが最悪」「昨年のアカデミー賞で同じくアトリエヴェルサーチのドレスを着ていたアンジェリーナ・ジョリーの右脚事件を彷彿させるだけの失敗作」と、辛口なコメントが続出した。期待値も高いだけに、ほぼ満場一致のワーストドレッサーという厳しい審判が下った。

次にワーストに選ばれたのは、アフターパーティで着替えたドレスが避けてしまったジュリアン・ハフだ。モニーク・リュイリエーの白いふわふわなドレスの裾が、「ティッシュを丸めたみたいだ。張り切りすぎだ」「ドレスより髪型とメイクはもっと最悪」との評価を下された。

多少の支持者はいたものの、相対的に評判が悪かったのが、昨年の第84回アカデミー賞では、アレキサンダー・マックイーンのドレスでベストドレッサーの一人に選ばれたジェシカ・チャステインだ。『ゼロ・ダーク・サーティ』(2月15日公開)で主演女優賞にノミネートされていたジェシカが着ていたカルバン・クラインのブルーグリーンのホルトドレスは、「裁断を忘れたかのような、緩みすぎの上半身のデザインは、あまりに貧弱な胸を強調している。ベジタリアンだが、少しお肉を食べることを勧める」「映画では見事、ビンラディンを見つけ出したのに、自分に合う服が見つからなかったのか」と、これまた散々なコメントが出てくる始末で、真ん中分けで下ろしたヘアスタイルも、「主役を務めるスターとしては失格」の烙印を押されてしまった。

また、ルーシー・リューが着ていた、タイトバックに編み込んだ三つ編みに、ブルーグレーのキャロライナ・ヘレラのビスチェ型のAラインドレスで、赤と黄色のバラと葉っぱが施されたドレスについて、「リスクを取った勇気は認めるが、お姫様気取りでレッドカーペットに立つ姿は大きな勘違い。もっと若い人が着るドレス」「イブニングドレスではなく、テーブルクロスか壁紙に適したデザイン」という理由で、ごく一部のデザイナーを除いてダントツのワーストに選ばれた。

レイチェル・ワイズもまたルーシーと同様に、リスクを取って失敗した例だ。ルイ・ヴィトンの黒い短いワンピーススカートに水玉模様のオーガンジードレスを着たレイチェルについては、「レッドカーペット向けのドレスではないし、何ら新しさもなく、水玉も古臭い」と評判が悪かったが、主演女優賞にノミネートされた妻レイチェルに同伴し、トム・フォードのスーツで決めたダニエル・クレイグが黒いサングラスでレッドカーペットに臨んだ態度が「マナー違反」と厳しく非難され、ナイスカップルのはずのふたりが、今回のワーストドレッサーカップルになってしまった。

通常ならベストドレッサーに選ばれるはずのエバ・ロンゴリア、シエナ・ミラーも今回はワーストドレッサーに。エバの胸元がおへその部分までダイヤ型に大きく開いたセクシーなエミリオ・プッチの黒いドレスも、「左腿の深すぎるスリットとのバランスを欠き、過剰露出が下品なイメージを与える」「アップのヘアが縦長に盛り上がりすぎで、バランスが悪い」と不評。シエナが今回、「イギリス人の若手デザイナーを応援したい」と選んだアーダムの白いレースに、レースのピンクの花をあしらったセパレートタイプの上着とストレートスカートも、「上着の切り返しラインが下すぎてぎこちないし、バランスが悪い」「安っぽいピンクのレースの花はレッドカーペット向きではない」などと評判が悪かった。

他には、ロザリオ・ドーソンのパウダーブルーのぺブラム(腰の部分に布の装飾がついた)ドレス、エミリー・モーティマーの長袖のきつそうなシルバーのドレス、レナ・ダナムのザック・ポーゼンのドレスもワーストドレッサーの名に挙がっている。

そして奇妙なファッションで挑むことで知られているヘレナ・ボナム=カーターは、今年はクラシカルに黒いドルチェ&ガッバーナのドレスでレッドカーペットを歩いたが、「アップにした髪がぼさぼさに垂れ下がるようなヘアと、赤い唇型のクラッチバックの趣味は最悪」との理由から、ヘレナらしさは受け入れられなかったようだ。

また、普段からお洒落なニコール・リッチーが着ていた大きなレースのついたブルーのニーアムカーンドレスは、「一歩間違えるとカーテンのようだ。大きすぎるレース柄と詰まった首元、長袖という組み合わせのデザインは、背の低いニコールを余計に小さく見せる、彼女に合っていないデザイン」「オレンジ系でまとめたメイクに、濃いブルーのアイシャドーは31歳のニコールを老けて見せる最悪メイク」だというのが理由だった。

しかし相対的に、例年に比べて本当に最悪なワーストドレッサーは少なかったようで、「デザイナーもスターもメディアの容赦ない酷評に対応して、無難な黒や薄いベージュ、ヌードカラーを好む傾向にあったようだ。それでも数人は苦言を呈するに値するファッションだったが」と締めくくっている。【NY在住/JUNKO】

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