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第70回ゴールデングローブ賞の標的はアン・ハサウェイのノーパン事件!?

2013年1月15日 15:42

一番の餌食にされてしまった?
一番の餌食にされてしまった?写真:SPLASH/アフロ

現地時間1月13日に開催された第70回ゴールデングローブ賞では、3年間続投したリッキー・ジャーヴェイスに代わって、自らもテレビ部門の主演女優賞にノミネートされていたティナ・フェイとエイミー・ポーラーの女性コメディアンふたりがホストを務め、ふたりの掛け合いになった。

リッキーは、役者に対する皮肉たっぷりの語り口調について「許容範囲を超えた」と非難されながらも3年間続投したため、ふたりは「あと2年やりたいから、無礼なことは言わないわよ」と逆説的なジョークでオープニングを飾ったが、実際にリッキーに比べれば穏やかなものだったようだ。

たとえば、第85回アカデミー監督賞のノミネートから外されたベン・アフレックに関しては、「撮影の場所をボストン(『ゴーン・ベイビー・ゴーン』『タウン』)からイランに移して正解よね。あなたに親切な国だから」と紹介し、ベンが顔を赤らめながら頷くシーンがあった。

また『ゼロ・ダーク・サーティ』(2月15日公開)で描かれる拷問シーンが激しすぎて事実とは異なるとして、CIAや一部政府筋から事情聴取を受けているキャスリン・ビグロー監督も同じく監督賞にノミネートされなかったが、「拷問については、彼女はよく知っているはずよね。だって、ジェームズ・キャメロン監督との3年間の結婚は拷問だったんだから」と、映画製作の際に注文が多く難しいと評判のジェームズ監督を引き合いに出し、痛烈ジョークで会場の笑いを誘った。

ここまではある意味、ふたりの監督を擁護するジョークだったが、やはり標的になったのはアン・ハサウェイだ。アンは2012年12月に行われたニューヨークの『レ・ミゼラブル』(公開中)のプレミアで、車から降りる際にスカートがめくれ上がった姿がパパラッチされてしまったが、下着を履いていなかったために、陰部がタブロイド誌に掲載されるという憂き目にあっており、本人も周囲も、あまりに新しく深い傷口に塩を塗られる事態だけは避けたいと思っていたはずだ。

初めにティナとエイミーはアンの演技を称えながらも、「あんなにも孤独で一人ぼっちなアンを見たことがないわ。アカデミー賞でジェームズ・フランコと一緒だったとき以外には」と、第83回アカデミー賞でホストを務めた際に、アンとジェームズのあまりにチグハグで息の合わない司会が酷評された古傷を掘り起こした。この時もアンは相当打ちのめされたはずだが、既に2年前の話であり、アンは顔を隠して苦笑いしながらも、「助かった!」と思ったに違いない。しかし、これで終わりかと思いきや、その後、「アンはこの作品の撮影で顔のすごい近くでカメラが回っているので大変だったって言ってたけど、ポルノの撮影だったら大変よね」「アンはポルノ映画なんて撮る予定はないわよ」「誰も予定なんかしてないわよ」と予定を強調した掛け合いが続いてしまった。予定せずに股間をとられてしまったアンを皮肉ったこの会話に、気が付いていない観客の一部からの笑いは誘ったが、アンは気が付いたはずだ。しかし、その時のアンの表情はカメラには映っていない(実際には19歳の時にポルノビデオを撮ったジェームズのことを言っているようだが、一部のファンや関係者の見解は違っている)。

そして、これはホストの発言ではないが、『レ・ミゼラブル』の共演者で、行き過ぎたジョークで有名なサシャ・バロン・コーエンが追い討ちをかけた。同作の紹介のために登壇したサシャは、「ヒュー・ジャクソン(ジャックマンのこと)は、役作りのために30ポンドもやせたんですよ。その後、ジェラール・ドパルデューがトイレに行ってたみたいです」と、ロシアの国籍を取得した際にでっぷり太った写真が掲載されていたジェラールを引き合いに、下世話なジョークをかました。さらにバンドを組んでいながら歌唱力が全く評価されていないラッセル・クロウについて、「彼は4週間も歌のレッスンを受けたそうです。かなりお金がかかったでしょうね」と皮肉った後、「アンのスカートめくれ事件には触れないでおきますね」と語り、会場のゲストや視聴者たち全てにアンのノーパン事件を思い出させる結果となった。

他にティナとエイミーは、クリント・イーストウッドの娘と共に壇上のガイドを務めたマイケル・J・フォックスの息子を引き合いに出し、「テイラー・スウィフトには会わせない方が良いわね」と発言。2012年末にワン・ダイレクションのハリー・スタイルズと約1ヶ月で破局してしまったテイラーは、破局ごとに元恋人への恨み節を歌にすることで有名なため、それを皮肉ったものだった。歌曲賞でノミネートされて会場に居合わせたテイラーの姿はカメラに映し出されなかったが、ジョークで済まされるのかは微妙なところだろう。

とにかくアンにとっては、助演女優賞を受賞したハッピーな一日となったはずだが、第70回ゴールデングローブ賞の一番の餌食になってしまったことは間違いない。【NY在住/JUNKO】

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