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世界の終わりはどう過ごす?緩くてハッピーな新感覚の終末ものが登場

2012年12月22日 15:00

隣人の女性と旅に出る中年男。この様子からはとても終末ものと思えない
隣人の女性と旅に出る中年男。この様子からはとても終末ものと思えない[c]2011 - Dodge Productions LLC

2012年も残すところわずかとなり、まことしやかに囁かれてきたあの説が本当なのかどうか、遂にわかる日がやってきた。それがマヤ文明の「2012年12月22日頃に人類が滅亡する」という予言が存在するという説だ。古代マヤ暦が2012年で終わっていることから生まれたものだが、その“Xデー”を前に、これまで世界各地で議論を巻き起こし、先日もアメリカ政府が公式サイトで見解を表明する事態に至ったぐらいだ。

そんな騒ぎに合わせたかのようなタイムリーさで公開される映画が、その名も『エンド・オブ・ザ・ワールド』(2013年1月公開)。同作は、いわゆる終末ものの一種でありながら、これまでとは一味違うテイストで世界の終わりを描いた作品だ。

本作の舞台は、巨大惑星の急接近により、地球滅亡が決定的となった世界。多くの人々が投げやりになって、ダンスやパーティーに明け暮れるなか、これまで営業マンとして堅実な人生を送ってきた主人公の男は、初めて言葉を交わした隣人女性と気ままな旅に出ることになる。終末ものといえば、壮大なスペクタクルや重厚なテーマを掲げた作品が目立つが、本作で展開されるのは、明日にも終わりが迫っているとは思えない、緩やかでハッピーな日常なのだ。

そんな本作は、スティーヴ・カレル演じる主人公と、キーラ・ナイトレイ演じる隣人女性との恋にもフォーカスを当てている。しかしながら、運命的な最後の恋をこれ見よがしに描いたりしないのが本作らしい。それどころか、ふたりのやり取りはまるでコメディ映画を見ているかのようで、思わずこれが終末もの映画だと忘れてしまうこともしばしばなのだ。そんな相性抜群のスティーヴとキーラの演技にも着目しながら、世界の終わりを存分に楽しんでもらいたい。

あまりに楽観的でユーモア満載な世界の終わりを描いている本作だが、意外とこちらの方がリアルなのかもしれない。もし、近いうちに地球が滅亡するとなったら、あなたはどんな最後を過ごしてみたい?【トライワークス】

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