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こんな堺雅人は見たことがない!復讐にだけ生き続ける男の狂気がほとばしる

2012年11月13日 10:37

孤独感と精神的に追い詰められている様が伝わってくる | [c]2012「その夜の侍」製作委員会

愛する妻をひき逃げした犯人への復讐のためだけに生き続ける男の孤独と葛藤を描いた『その夜の侍』(11月17日公開)。2007年に上演された同名戯曲で主演・演出・脚本を務めた、劇団「THE SHAMPOO HAT」の赤堀雅秋が監督デビューを果たし、さらに豪華俳優の共演が話題となっている。

特に注目したいのが、ぼさぼさの髪に分厚いメガネ、よれよれの作業着姿という風貌で主人公を演じた堺雅人の狂気あふれる怪演だ。妻をひき逃げされてからというもの、妻との思い出から抜け出せず、留守電に残った妻の声を延々と聞き続け、妻の香りの残る洋服を抱きしめ、さらに糖尿気味にも関わらず甘いプリンを食べまくるという奇行を繰り返す。その姿は鬼気迫るというよりも、痛みを感じさせ、主人公の苦しみ、怒り、哀しさ、もどかしさといったものが押し寄せてくる。

「この主人公を演じられるのは堺雅人しかいない」という監督のラブコールを受けての出演となった堺雅人。これまでにも様々な役柄を演じ、観客を魅了してきたが、今回の役柄はさらに新しい彼の一面を見せてくれる。山田孝之が演じるひき逃げ犯をストーキングし続け、遂に犯人と対峙する時の演技は圧巻としか言いようがない。これまでに見たことがない堺雅人の新境地を、スクリーンでご覧いただきたい。【トライワークス】

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