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怖いもの見たさでのぞいてみる?日本で唯一興行を行う見世物小屋とは

2012年11月4日 12:00

生きているヘビを食べる芸で人気の小雪太夫には熱狂的なファンがいる
生きているヘビを食べる芸で人気の小雪太夫には熱狂的なファンがいる[c]2012 Yoichiro Okutani All Rights Reserved.

古き良き伝統や文化は、時代の流れの中で失われていくものだ。かつて、お祭りで縁日と共に人気を博していた“見世物小屋”もそんなものの一つだろう。おどろおどろしいイメージに始まり、サーカスのような曲芸から、動物を使った芸、また決してテレビでは見られないような奇妙な出し物まで、そのショッキングさと、人々を引き入れる口上の楽しさが見世物小屋の大きな魅力だ。そんな見世物小屋一座と10年にわたる交流を重ね、知られざる一面をも映し出したのが、12月8日(土)より公開されるドキュメンタリー『ニッポンの、みせものやさん』だ。

曲芸などを披露し、“見たいけどちょっと怖い?”なんて人々の好奇心を誘ってきた見世物小屋は、室町時代に始まり、全盛期の江戸時代後期には日本全国に300軒近くもあったのだという。だが、演じ手の高齢化など様々な事情が重なって、2010年以降、現存するのは劇中に登場する大寅興行社ただ一軒になってしまったのだそうだ。

劇中では、見世物小屋の最大の見世物である、へび女が登場する他、大寅興行社の人々が全国を旅し、トラックから資材を運び、自ら小屋を設営してショーに挑む姿や、普段なら決して見ることのできない実情が浮かび上がってくる。

本作に登場する大寅興行社による見世物小屋は、例年どおりなら、今年も新宿の花園神社で行われる大酉祭、11月7日(水)・8日(木)の一の酉、11月19日(月)・20日(火)のニの酉で見られるはずなので、興味のある方は是非とも足を運んでもらいたい。【トライワークス】

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