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フランス映画史上歴代No.2のメガヒット!年齢も人種も階級も超えた『最強のふたり』は感動必至

2012年8月30日 11:30

『最強のふたり』は早くもハリウッドでのリメイクが決定している
『最強のふたり』は早くもハリウッドでのリメイクが決定している[c]2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP

貴族として生まれ、有数のシャンパン製造会社の重役だったフィリップ・ポゾ・ディ・ボルゴ氏。富と名誉、そして家族に恵まれ、完璧な人生を送っていた彼だったが、1993年のある日、パラグライダーの事故で頸髄を損傷。首から下の自由を失っただけでも悲劇なのだが、その3年後には妻を敗血症で失ってしまう。そんな彼の前に新しい介護人として現れたのが、スラム街出身、北アフリカ移民二世の青年アブデル。未だ階級差が残るフランスでは、本来ならば言葉を交わすどころか、出会うはずもなかったふたりが、お互いに一人の人間として友情を育んでいく。こんなドラマティックな物語が実際に起きている出来事だと知ったら、誰もが「映画化するべきだ」と思うだろう。

2003年、ディ・ボルゴ氏とアブデルの姿をとらえたドキュメンタリーを見たオリヴィエ・ナカシュとエリック・トレダノ、このふたりの監督もそう考えた人物だった。しかし、自分たちにはこの感動のストーリーを映画化するだけの実力がまだ備わっていないと判断したふたりは、幾つかのの映画を撮影しながらも、その日が来るのを待ち続けていた。そして2011年、遂に完成したのが9月1日(土)から公開される『最強のふたり』なのだ。

「貴族」「大企業の重役」という肩書きに加え、「全身麻痺で車椅子」という周囲から一定の気遣いを受ける状況に置かれてしまったフィリップ。誰もが腫れ物に触るように彼を扱うなか、介護者の青年は散歩の時、電動車椅子のフィリップに「遅い」と言い放つだけでなく、雪をぶつけては「たまには投げ返してこい」と言う。その素直で飾り気のない言動によって、フィリップが生きる意欲を取り戻していく様が描かれていく。

特に注目を集めているのが、アブデルから映画ではドリスという名で、黒人青年という設定に変わった介護者役のオマール・シーだ。フランスでは誰しもが知る人気コメディアンでもある彼は、本作がきっかけで2011年12月に発表されたフランスでの好感度ランキングで3位に輝くほど国民的な人気を獲得。2011年に開催された第24回東京国際映画祭でも、フィリップ役のフランソワ・クリュゼと共に主演男優賞を受賞した。さらに、フランスで最も栄誉のあるセザール賞では『アーティスト』(11)で第84回アカデミー主演男優賞に輝いたジャン・デュジャルダンを押さえ、主演男優賞を勝ち取った。現在、一時的にロサンゼルスに移り住んでいるらしく、ハリウッド進出も噂されているほどのめざましい活躍振りなのだ。

フィリップ・ポゾ・ディ・ボルゴ氏による原作本「セカンドウインド」も映画公開日に発売されるなど、注目を集める本作『最強のふたり』。誰もが笑って泣ける、最高の感動作を是非とも劇場のスクリーンでたっぷり味わってもらいたい。【トライワークス】

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