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『キリング・フィールズ』クロエ・グレース・モレッツ「感情のジェットコースターのような面白い映画」

2012年4月13日 21:19

本作でリトル・アンを演じたクロエ・グレース・モレッツ | [C]2011 GIDEON PRODUCTIONS. LLC ALL RIGHTS RESERVED.

テキサス州に実在する犯罪多発地域で実際に起きた事件をベースにしたクライムサスペンス『キリング・フィールズ 失踪地帯』が4月21日(土)より公開を迎える。『アバター』(09)のサム・ワーシントンが荒くれ者の刑事ブライアンに扮し、相棒と衝突しながら事件の真相に迫っていく姿を熱演しているが、本作でブライアンが気にかけて面倒を見ていた心に傷を持つ少女リトル・アンをクロエ・グレース・モレッツが演じている。『キック・アス』(10)で鮮烈な印象を与え、『モールス』(11)や『ヒューゴの不思議な発明』(公開中)など大作に次々と出演する彼女にインタビュー!

――リトル・アンは自分がいる劣悪な環境に疑問を抱いておらず、無抵抗に生きているように見えます。彼女をどんな女の子ととらえ、役に臨みましたか?

「こういうディープな環境にいる役を演じるということは本当にとても大変なことでしたが、彼女はそういう中でも身近なところから喜びを見つけようとしている女の子だと自分はとらえました。たとえばブライアンに話をする時も、マイクに話をする時も、そういう時は普通の女の子になるというところがすごく面白いと思っていて、素直にブライアンに向かい合っていたと感じました」

――演じるうえで一番こだわったポイントや、難しかったところ、あるいは演じやすかった点を聞かせてください

「全体的にはすごく難しい役柄でした。というのも、リトル・アンという少女が、実際どういう人物なのかを自分で発見していかなければならなかったからです。彼女は本当にただの普通の女の子なのか、傷ついた少女なのか、それを見極めなければいけなかったのですごく難しい役柄でした」

――ご自身とリトル・アンの共通点、相違点はありますか?

「リトル・アンは、全く自分のことを構ってくれない母親が娼婦をやっていたり、父親という存在もいない、すごく怖い環境で生きなければならない。その反面、私にはとても優しく守ってくれる母親がいて、普通の15歳でいられるというところがまず大きな違いです。リトル・アンには普通ということが全くない状況で、それが自分とは一番違っている環境です。自分にとって普通というのがどういうことなのかを一つ、一つ分析して、彼女にとって普通であることとどう違うのかを比べながら考えました。リトル・アンはそういう環境に生きていても心の中は普通の13、14歳だったりするので、そういう普通の女の子であるという部分が共通点です」

――監督は、あなたや他のキャストに薬物中毒者の保護施設で元常習者と対話してもらい、薬物使用について学んでもらったと言っていました。この体験をしたあなたの感想を聞かせてください

「監督が実際に保護施設に連れて行ってくれたことは本当に素晴らしいことでした。そこにいる人たちはもう薬物を止めていて、しばらくクリーンでいたりする人たちと話しました。彼女たちがどういう育ち方をして、こうなってしまったのか、どうやってここまできたのかなどです。彼女たちの子供の頃の話がすごく勉強になり、話せて本当に良かったと思います。今までで一番心を動かされるような経験であったことは確かです」

――ジェフリー・ディーン・モーガン、サム・ワーシントン、ジェシカ・チャステインなど共演者との印象深いエピソードを聞かせてください

「撮影現場はとても楽しくて、監督も含めて、皆さんとても楽しくて素敵な方でした。脚本がとてもダークなので、撮影の間はどんな些細なことでもチャンスがあれば笑おうという雰囲気になっていました。ジェフの声がすごく低くて、ヨギベアというアニメのキャラクターにたとえてからかったり、真似してもらって遊んでいました。サムはオーストラリアのアクセントが強いので、それをみんなでからかったりしてとても楽しい現場でした」

――アミ・カナーン・マン監督の印象はどうでしたか?

「女性監督と仕事をするのはこれで二度目でした。女性監督は母性のようなものを映画にもたらしてくれるところがあり、とても優しいタッチだったり、雰囲気を作品に与えることができると思います。それがあからさまではなく、さりげなく優しさを出すことができていると思います。アミは深く、深く掘り下げていく監督なので彼女と仕事ができて本当に良かったです」

――本作でで一番注目してほしいところはどこですか?

「この作品を見ることで色々な感情の要素を理解できるようになっていると思います。よくありがちな映画とはちょっと違うと思います。とてもダークな内容ではあるけれど、要所、要所に思わず笑顔になるようなエピソードも挟まれていて、感情のジェットコースターのような面白い映画になっているので、見た人が感情の成長を感じることができるのではないかと思います」

――この先のあなたの目指すところや、理想の女優像について聞かせてください。以前の来日時に話されていたナタリー・ポートマンやメリル・ストリープが今も理想ですか?

「その思いは今も変わっていません。私にとっての理想の女優はナタリー・ポートマンやメリル・ストリープやオードリー・ヘップバーンやグレース・ケリーです。自分が何を求めているのかきちんとわかっていて、それをどうやったら手に入れられるのかをちゃんとわかっているような強い女性に憧れています」

――演技のどんなところが好きですか?

「人の感情を表現するということがすごく大好きです。それは誰もが日常的にできる普通のことではないし、演技するということは特別なことだと思っています。自分とは違う人の気持ちを表現することができて、毎日のように自分とは違う人になれるというのはすごく面白いことだし、とにかく演技をすることが楽しくて仕方がないです」

――日本のファンへメッセージをお願いします

「日本に戻るのが待ちきれない気持ちです。みんなに会いたいし、映画に対するリアクションも知りたいし、原宿に行って、前回買えなかったものが色々あったので、それを買いたいのでまた早く日本に行きたいです!」【Movie Walker】

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