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フィクションだけどドキュメンタリー!2012年のスクリーンはモキュメンタリー映画が席巻!?

2012年4月15日 9:00

人類が40年間、月に行かなくなった本当の理由を暴く、という設定の『アポロ18』。主観ショットならではの緊迫感あふれる映像に興奮必至 | [c]2011 Misand Limited ALL RIGHTS RESERVED.

近年、日本でもメジャーとなりつつある単語、モキュメンタリー。聞き慣れない、見慣れない人から「ドキュメンタリーの間違いでは?」と指摘されがちな言葉でもあるが、フェイクドキュメンタリーとも呼ばれる、れっきとした映像作品の1ジャンルだ。主に、架空の人物や事件というフィクションをドキュメンタリータッチで描いた映画やテレビ番組を示すのだが、その代表的作品には、当時の小中学生を恐怖と混乱の渦に突き落としたイタリア映画『食人族』(83)や日本でも大ヒットを記録した『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(99)などが挙げられる。

そんなモキュメンタリー作品が、2012年の映画館を席巻する勢いで続々公開される。2月に公開されたジャパニーズホラーの巨匠・鶴田法男監督作『POV 呪われたフィルム』に続いて登場するのは、アポロ計画にまつわる謎を描く『アポロ18』(4月14日公開)だ。6度の有人月面着陸に成功していながら、17号で突然打ち切られたアポロ計画。本当は18号が存在しており、密かに月面に行っていた衝撃の映像が公開、という触れ込みの作品になっている。リアルな映像に加え、未だに捏造説や陰謀論が熱く語られる題材であり、しかもアメリカ航空宇宙局が協力を拒否したというエピソードからも、ひょっとしたら本当では?と思わされてしまうかもしれない。

そして、主観ショット・記録映像というモキュメンタリーならではの演出が最高に活きるジャンルといえばやはりホラーだ。スペイン発の人気シリーズ最新作『REC レック3 ジェネシス』(4月28日公開)、廃墟となった精神病院で霊との交信を試みるテレビスタッフの姿を描くカナダ産ホラー『グレイヴ・エンカウンターズ』(6月1日公開)、そして一世を風靡した『パラノーマル・アクティビティ4(仮題)』(11月公開予定)と、ホラーといえども多彩な作品が数多く楽しめるのもモキュメンタリーが世界的な人気を確立している証拠と言えるだろう。

さらにはこんな変り種も登場する。『グラディエーター』(00)、『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』(05)で二度のアカデミー主演男優賞ノミネートのハリウッド・スター、ホアキン・フェニックスが義理の弟でもある俳優ケイシー・アフレックを監督に迎えて製作した『容疑者、ホアキン・フェニックス』(4月28日公開)。数億円とも言われるホアキンの私財と最も脂の乗った俳優人生の2年間をなげうったモキュメンタリー超大作は、ホアキンが俳優を辞め、ミュージシャンに転向する様子を追っているが、実は全て嘘だったというドッキリ的な作品だ。

映画業界ではローリスク・ハイリターンの優良コンテンツとして、すっかり定着したモキュメンタリー。他のジャンルでは味わえないスリルと、作品に込められた「予算が少なくても、良い映画を作りたい!」という製作者の愛と情熱を感じに、劇場へ足を運んでほしい。【トライワークス】

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