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「チャンスは逃したら駄目!」陣内孝則が吉沢悠に大人のアドバイス

2012年3月17日 14:13

『種まく旅人 みのりの茶』初日舞台挨拶に登壇した陣内孝則、田中麗奈、吉沢悠

大分県を舞台にお茶の有機栽培に携わる人々の奮闘を描いた『種まく旅人 みのりの茶』。本作が公開初日を迎え、陣内孝則、田中麗奈、吉沢悠が塩屋俊監督と共に舞台挨拶を行った。撮影中のエピソードなどが披露される中、吉沢のある行動にベテラン・陣内が大人のアドバイスをする場面もあり、会場を笑いに包んだ。

今回、風変わりな農水省職員・金ちゃんを演じた陣内孝則は、映画の主演を務めるのは16年ぶり。本作への思いも特別なものがあるようで。舞台挨拶冒頭の挨拶も、「トレンディー俳優という言葉はもう死語ですが、あれから16年が経ち、主演という栄光をつかむことができました」と気合いも十分。だが「この映画を見た人からは意外と『良かった』と言われることが多いんです」と、正直すぎる発言をすると、隣りの塩屋監督からすかさず「おい!」と突っ込みが入り、「監督が『この作品をシリーズ化したい』と言っていました。私も生活が安定します!」と笑顔で答えた。

茶畑をバックに厳しい現実に悪戦苦闘する“農ガール”を演じた田中麗奈は、「撮影したのは一昨年。街の皆さんに手伝っていただきながら撮影できました。初日を迎えて嬉しくもあり、少し寂しい気持ちもあります。皆さんの心に残る作品になったと思います」と、公開初日を迎えた気持ちを語った。

「陣内さんと、俳優として大きな糧になった話ができました」と話すのは吉沢悠。その会話の中身を陣内がこう語った。「飛行機の中で、吉沢くんがキャビンアテンダントさんから電話番号をもらったそうなんです。『お前、それどうしたんだ?』と聞くと、『顔もわからないので破って捨てました』って言うんです。僕は『何てことをするんだ!』と。お前、絶対伸び悩むぞ。チャンスは逃したら駄目なんだ!」と独自の俳優論(?)を力説。意外な場所でぶっちゃけられてしまった吉沢だが、先輩のサービス満点のトークに微笑んだ。

また司会者から、映画の登場人物たちの5年後について質問されると、「みのりは、あの場所に残りそう。お茶畑の仕事もしながら、デザイナーの仕事も続けてそう。あと吉沢さん演じる木村と結婚していてほしいな」と田中。すると吉沢は「(田中は)劇中、柄本さんの孫を演じていましたが、柄本さんはプライベートでもおめでたいこともあった。映画の中でも良いんじゃないですかね」と、先日入籍した柄本佑と安藤サクラのニュースを絡めたナイスなコメントを放ち、陣内から「うまい!」とほめられていた。

本作のメガホンを取った塩屋監督は、「お百姓という言葉の語源は、百の仕事を同時にできる人。農業に携わる人々を勇気づけたい思いが作品になりました。特に震災後、日本が元気がないなかで、若干この作品が貢献できるところがあるのではないかと思います」と、映画に込めた思いを語った。また陣内は、「面白かったら『面白かった』と、つまらかったとしても『面白かった』と、そしてグリーンが多い映画なんて『近眼が治った』とか『老眼が治った』とか、インチキなことを言っても良いので、この映画を勧めてください」と、映画を猛烈プッシュ! 会場から笑顔の耐えない舞台挨拶となった。

日本が誇る農業の力強さと、そこに生きる人々のドラマを描いた本作。震災から一年がたった今だからこそ、映画から感じられるものもきっと多いはずだ。お茶の香りを感じながら、改めて日本人の原点を見つめ直してほしい。【取材・文/鈴木菜保美】

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