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41人の映画監督が3分11秒でそれぞれの「明日」を描く

2012年3月25日 12:00

41人の監督が各自3分11秒で短編を制作。阿部理沙『ひとりの父』(上)、生田尚久『cell 』(下) | [c]仙台短篇映画2011

2001年に初めて開催されて以来、短篇映画を中心とした公募作品などの上映を毎年行い、新たな才能を発掘し続けてきた「ショートピース! 仙台短篇映画祭」。昨年は東日本大震災によって開催場所であった仙台メディアテークが被災し、開催が危ぶまれていたのだが、これまで映画祭に参加した監督たちから寄せられた「仙台のために何かできないか」という声に「映画が観たい、映画祭がやりたい、映画をつくってほしい」と映画祭側が返答。それに応えるように41人の映画監督が立ち上がり、オムニバス作品『3.11 明日』が誕生した。

本作は、“3分11秒”という制約の中で、それぞれがあの3月11日以降の自身と対峙し、葛藤を経て作られた作品をまとめたもの。集まったのは、『殯(もがり)の森』(07)の河瀬直美や『真夏のオリオン』(09)の篠原哲雄、『黄泉がえり』(03)塩田明彦らといった監督の他に、『SR3 サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』が4月に公開となる入江悠、『マイ・バック・ページ』(11)の山下敦弘、『NINIFUNI』(公開中)の真利子哲也、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(11)の瀬田なつきなど、日本映画界の第一線で活躍する作り手たちだ。中には個性派俳優として知られる田中要次(BoBA)の名も見受けられる。

本作は昨年9月に開催された同映画祭でお披露目された後、日本各地の映画祭に招待されてきたが、いよいよ3月10日(土)よりキネカ大森、ブリリアショートショートシアターにて劇場で上映が始まった。前述の2劇場で期間限定公開後、3月31日(土)からはポレポレ東中野とトリウッドでロードショー公開。トリウッドでは既に2ヶ月以上のロングランが決定している。また、12回目となる本年の映画祭開催も9月15日(土)~17日(月)で決まったとのこと。

41人は、あの3月11日から何を思い、映画というフィルターを通して、どんな「明日」を見せてくれるのか? 復興への思いを込め、彼らがそれぞれの方法で紡ぎ出した珠玉の作品を、ぜひ味わってみてほしい。【トライワークス】

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