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『コクリコ坂から』の制作風景に見るスタジオジブリの生々しいリアリティとは?

2012年5月15日 11:00

宮崎親子が映画完成に向けて情熱を燃やす制作現場に10ヶ月にわたって密着 | [c]2012 NHK [c]2011 高橋千鶴・佐山哲郎・ GNDHDDT

昨年夏に全国公開され、2011年度の邦画興行収入No.1を記録したスタジオジブリの劇場アニメ『コクリコ坂から』。今年3月に発表された日本アカデミー賞では最優秀アニメーション作品賞を獲得し、名実共に2011年の代表作となった作品だ。そんな同作の制作現場に密着したメイキングドキュメンタリー番組『NHK ふたり コクリコ坂・父と子の300日戦争 宮崎 駿×宮崎吾朗』のDVD&Blu-rayが、“ジブリがいっぱいCOLLECTIONスペシャル”の最新作として5月16日(水)より発売される。

『コクリコ坂から』といえば、企画・脚本を父である宮崎駿が担当し、監督を息子である宮崎吾朗が務めており、宮崎親子にとって初めての合作となったことでも知られている。奇しくも同作で描かれているのは親子2世代にわたる爽やかな青春物語だが、実際の制作現場をのぞいてみると、そこには作品をめぐって何度も激しくぶつかり合い、すれ違い続ける親子の姿がある。そんな現場の生々しい空気を伝えてくれるのが、今回発売されるドキュメンタリーなのだ。

ヒロイン松崎海のキャラクター設定について繰り返される対立をはじめ、偉大な父と比較され続けなければならない宮崎吾朗の葛藤や、アニメーションの世界に飛び込んできた息子に対する宮崎駿の複雑な心情など、作品の表層には決して現れない現場レベルのリアリティがそこにはある。また、余裕のないスケジュールの中で発生した東日本大震災に混乱するスタジオと、宮崎駿の一喝によってもう一度スタッフたちが結束していく様子も収められており、震災に対してジブリがどう反応したかを記録した映像としても重要と言えるだろう。

昨年8月にテレビ放送された際にも好評を博したこのドキュメンタリー。今や世界的となったスタジオジブリの制作風景を10ヶ月にわたって収めた映像は、改めて言うまでもなく非常に貴重なものだ。『コクリコ坂から』に心を打たれた人はもちろん、全てのジブリファンに手にとってほしい作品となっている。【トライワークス】

■『NHK ふたり コクリコ坂・父と子の300日戦争 宮崎 駿×宮崎吾朗』
発売日:5月16日(水)
価格:DVD3,990円、Blu-ray4,935円
発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

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