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『シャーロック・ホームズ』ガイ・リッチー監督「コナン・ドイルのビジョンを映画化する機会に飛びついた」

2012年3月06日 18:40

『シャーロック・ホームズ』に引き続き『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』でメガホンを取ったガイ・リッチー監督 | [C]2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

ロバート・ダウニーJr.×ジュード・ロウ共演で、全世界5億ドルを超えるヒットを記録、日本でも21億円を超える大ヒットとなった『シャーロック・ホームズ』(10)の続編『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(3月10日公開)で注目されるガイ・リッチー監督。

ガイ・リッチー監督といえば、自ら脚本も書き、100万ドルという低予算で製作された『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(98)で英アカデミー賞英国映画賞にノミネート。同じく脚本・監督を務めた『スナッチ』(00)では英エンパイア賞英国監督賞を受賞、初メガホンから僅か2作品で映画界に新しいビジョンを持つ映像作家としての地位を確立した鬼才で、“イギリスのタランティーノ”とも呼ばれている。しかし、『スナッチ』の公開後、音楽界の女王として全世界の人気を集めるマドンナと結婚。妻のマドンナを起用した『スウェプト・アウェイ』(02)は酷評され、その年のゴールデン・ラズベリー賞を獲得してしまうなど、不本意な時代を迎える。だが、2008年にマドンナと離婚、その後に発表された前作の犯罪コメディ『ロックンローラ』(08)では自身のセンスを発揮し、イギリスで初登場1位を獲得。さらにエンパイア賞英国映画賞を獲得し、見事に復活を遂げた。

今回、公開するインタビュー映像でガイ・リッチー監督は「続編は、観客にお馴染みの要素も提供しながら、サプライズも提供したかった。自分自身が満足する作品を作りたかったんだ。そうすれば観客も満足すると思っている。映画製作は『採鉱ほど過酷ではない』とよく言われるんだ。でも、時には反論したくなる。映画製作はしょっちゅう飛行機で旅をして、時間の制約、予算の壁、あらゆる制約の中で使える要素を最大限利用しないといけない。つまり利益を出すために極限まで追い詰められる。だから確実に消耗する」と、結果を求められる立場とビッグバジェットで自分の作品を仕上げる苦労を口にしている。

また、コナン・ドイルの原作を映画化することについては、「彼が生きていたら、きっと自分で脚本を書いていたと思うよ。彼の原作シリーズは19世紀版の脚本といえる。とっても映画的なんだ。だから彼のビジョンを映画化する機会に僕は飛びついたんだ」と意欲作であることを語る。

映像作りに対し、あのトム・クルーズ、ブラッド・ピットもほれ込むほどの手腕を持つガイ・リッチー監督が意欲的に取り組んでいる本シリーズ。もちろん、原作へのリスペクトも忘れていない。本作で登場させた原作ファンからの人気が高いモリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)についても、リサーチを重ね、描き方にこだわった。「コナン・ドイルの小説でもそうだが、モリアーティは自分が犯してきた犯罪との距離感を保っている。だから、ホームズは数々の事件とモリアーティを結び付けるのに苦労した。できるだけコナン・ドイルが思い描くモリアーティから逸れることのないようにしたかった。映画を見るとわかるが、モリアーティとホームズは知的レベルが拮抗しているので、この対決をゲーム感覚で楽しんでいる。これも原作に忠実に描いている。結局、ふたりはお互いを必要としているんだ。ホームズもモリアーティが必要だし、その逆もまたしかり」と明かす。

近年を代表する映像作家として名を馳せるガイ・リッチー監督。果たして本作ではどんなサプライズを提供してくれるのだろうか?公開が待ちきれない。【Movie Walker】

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