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貴志祐介の「悪の教典」を伊藤英明主演×三池崇史監督で実写映画化!

2012年3月06日 5:00

恐るべきサイコパスの主人公・蓮実聖司に伊藤英明

2010年7月の発売当初から話題を集め、「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」で共に第1位を獲得した貴志祐介の「悪の教典」を伊藤英明主演、三池崇史監督で実写映画化することが発表された。ふたりのタッグは2007年の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』以来、5年ぶりとなる。

物語は、生徒から絶大な人気を誇り、周囲からも高い評価を受ける笑顔が爽やかな高校教師の蓮実聖司が、実は他人への共感能力がない恐るべきサイコパス(反社会性人格障害)であることから起きる、学園を舞台にした生徒の惨殺事件。これまでの映画史に存在しなかった希代のダークヒーローが放つ、強烈な魅力と、悪とは何かを問いかけていくサイコサスペンスとなっている。

これまで、2000年に木村佳乃出演で「十三番目の人格 ISORA」、2003年に二宮和也出演で「青の炎」などが映画化された貴志作品。今回の映画化について、貴志本人は「作品を映画化する際には、主人公・蓮実を誰が演じるかが最大の肝だと思っていました。これまで、色々な名前が挙がりましたが、まさか『海猿』の伊藤英明さんとは! 正義の味方のイメージが強すぎて思いつかなかったのですが、最高の配役だと確信しました。蓮実役に最も必要な“強さ”がありますし、好青年のマスクに見えるダークなものを演じられる希有な役者さん。監督は三池さんしか考えられません。バイオレンスが十八番というだけでなく、繊細な感性で細部まで計算され尽くした演出をされる監督です」と、大きな期待を寄せている。

伊藤は、生徒から“ハスミン”の愛称で人気を集める蓮実聖司を演じる。学校やPTAの評価も高い、いわば教師の鑑である蓮実だが、それは全て仮面に過ぎず、彼は他人への共感能力を全く持ち合わせていない、生まれながらのサイコパスだった。自身の役柄について、伊藤は「原作を読み、主人公・蓮実の発する絶対的な悪に、鳥肌が立つほどの恐ろしさを感じました。この役を演じていくうちに、自分の人格が蓮実に飲み込まれてしまわないか、ちょっと心配です(笑)」と心境を吐露すると共に、「同時にこれほどの強烈な悪に挑戦することができて、役者冥利に尽きると思っています」と、主人公・蓮実を演じることの喜びを語った。

三池監督は、手に汗握るストーリー展開の面白さと人間の悪意を描いた『告白』(10)のテイストに加え、『羊たちの沈黙』(01)のハンニバル・レクター博士や『ダークナイト』(08)のジョーカーを上回るダークヒーローの魅力を描き、R指定も辞さない衝撃作として打ち出す構えだ。2007年の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』以来、5年ぶりに三池監督作品に出演する伊藤は、「再度タッグを組みたかった三池崇史監督と共に、映画史上、最凶最悪の主人公を目指します」と意気込みを語り、三池監督は「私は、主人公ハスミンの奴隷だ。もう誰にも止められない」とコメントを寄せた。

海外でも評価の高い三池監督作品ということから、既に8月開催予定のヴェネチア国際映画祭においてもノミネートが期待されている本作。『悪の教典』は4月クランクイン、6月クランクアップを目指しており、11月公開予定だ。生徒役は主役級の配役を含め、プロ・アマチュア問わず、オーディションにより決定するという。【Movie Walker】

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