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ジュード・ロウ、クールな中に秘めた情熱「語るべき物語にどれだけ情熱を注げるかが重要」

2012年3月07日 11:45

『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』で来日を果たしたジュード・ロウに直撃インタビュー!

頭脳と推理力はそのままに、タフでユニークなホームズが活躍する人気シリーズ第2弾『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』が3月10日(土)より公開! いよいよホームズの宿敵にして悪の天才、モリアーティ教授が登場し、アクション満載のライバル対決が繰り広げられる。ロバート・ダウニー・Jr.演じるホームズと共に、頼れる相棒・ワトソン役を続投するのはジュード・ロウ。「ロバートとは会った瞬間から気が合ったよ!」というように、コンビの絶妙な掛け合いも見どころの本作。2年ぶり7度目の来日を果たしたジュードにその秘訣を聞いた。

ガイ・リッチー監督のもと、1作目のスタッフ&キャストが集結。2作目の脚本の印象を聞くと、「今回の脚本を見て最も驚いたのは、とにかくスケール感が大きくなったこと! ロンドンを飛び出して、パリ、ドイツ、スイスと駆け巡るからね。1作目を撮り終えて、その素晴らしい出来から俳優たちに自信がついていたし、ガイのリーダーシップについていく気持ちが強かったよ」と胸を張るジュード。

彼も全幅の信頼を寄せるように、監督ならではの斬新な演出が冴えわたる。「すごく気に入っているのが、森の中のチェイスシーン。全力で走ったよ。本編シーンであんなにスローモーションになっているなんて、走っている時にはわからなかったし、最終的な映像を見て、みんなぶっ飛ぶほど驚いたよ(笑)」。

今回、念願であったメアリーとの結婚が叶うワトソン。大人しかったメアリーが、夫の危機に直面して、たくましく戦う姿が印象的だ。「ワトソンはできるだけ落ち着いた生活を送りたいし、そのライフスタイルを維持しようと必死。でも、モリアーティ教授がそれを脅かしてくるんだ。“壁の花”っていう言葉があるけれど、僕はそれよりもメアリーのような女性の方がはるかに面白いと思う。愛する人のため、信念のために戦うというのは、女性でも男性でも格好良いし、見ていて気持ちが良いものだよ」。

幸せな花婿と花嫁の姿をさみしそうに見つめるホームズ。しかし、結婚で解消かと思われたコンビは逆に絆を深めることに。まるで子供のようなふたりの掛け合いに思わずニヤリとして、熱い友情が胸にぐっと迫る。「それこそが、このふたりがみんなに愛される理由だと思うんだ。基本的、普遍的な相棒や友情を描いている。そして、コンビが全く違うキャラクターだというところが、また好感を持たれている理由じゃないかな」。

即興でできるシーンも多いというが、それこそが役者の醍醐味だと語る。「僕はあらゆる手段をもって、ワトソンという人物を深く熟知したんだ。すると、瞬間的にワトソンとして反応ができるようになる。彼ならこう反応するだろうということが、考えなくてもできるようになるんだ。撮影の時も、監督とのディスカッションの時にもそれは起こる。特にこの作品はホームズとのふたりのシーンが多いから、その掛け合いを反応で、瞬間的にできるというのはとても楽しいね。そんな時、役者としての喜びをすごく感じるんだ」。

役者業に魅了され、映画だけでなく、舞台でも活躍するジュード。ブロードウェイやロンドンでも高い評価を受けている。「僕は、一つのことをやっていると、もう一つのことがやりたくなってしまうんだ(笑)。舞台というのは、上演時間が2時間くらいのものであっても、ものすごい集中力が必要だし、それを切らすことができない。一方、映画というのはスタッカートのような集中力が必要。そして僕たちの演技だけじゃなくて、編集や音楽、そういったエフェクトが付け加えられる楽しみがある。だから僕は、それぞれのバラエティを楽しみたいんだ」。続けて、熱い胸のうちを明かしてくれた。「舞台と映画には演技の質や大きさなど、色々な違いがある。しかし、ふたつに共通しているのは、とにかく語るべき物語に対して、どれだけ自分が情熱、熱意を注げるかということなんだ」。

役作りに関して、「ワトソン役には勇気と大胆さといった自分なりの解釈を付け加えた」とジュード。ホームズに振り回されながらも、決して添え物に収まらない。深みのあるワトソン像は、彼の情熱があってこそ出来上がったもの。ハラハラドキドキのライバル対決はもちろんのこと、是非劇場でジュードの役者魂を堪能してほしい。【取材・文/成田おり枝】

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