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トムやサンドラと渡り合った天才子役トーマス・ホーン、俳優の道よりも進学か!?

2012年2月16日 12:16

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』の天才子役トーマス・ホーンが来日

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(2月18日公開)で、映画初主演ながらも天才子役と絶賛されたトーマス・ホーンが来日。トム・ハンクスにサンドラ・ブロックという二大オスカー俳優や、本作で第84回アカデミー助演男優賞ノミネートのマックス・フォン・シドーと堂々渡り合ったトーマスにインタビューし、撮影秘話や将来について話を聞いた。

彼が演じたのは、9.11の同時多発テロ事件で最愛の父親を失った少年オスカー。知能は高いがエキセントリックで扱いづらいオスカーの役作りについて聞いてみた。「2つほど準備をしました。アスペルガー症候群や、これまであまり知らなかった9.11のことを調べました。実際、9.11で親戚や友だちを亡くした方と直接お話をしましたが、今までそのことをよく知らなかった自分が罪悪感を覚えるくらい悲しい事件だと思いました。でも、その方たちが、今は新しい道を見つけることができたと聞いて、良かったと思いました」。

トーマスがオスカー役に入れるよう、現場では特別の部屋が用意されていたようだ。「撮影前にその部屋に入って、自分がオスカーに成り切れた、準備ができたと思ったら、そこを出てセットに向かうようにしていました。そういう時間や場所を与えてくれて、とても感謝しています」。

オスカーがサンドラ扮する母親と激しく口論するシーンも印象的だ。「あのシーンはたくさんリハーサルや話し合いを重ねたし、どのくらい感情をあらわにするのか、どこを閉ざすのかと、色々と考えました。お母さんに物を投げつけ、『死んじゃえば良いのに』というセリフを言った瞬間は、すごく悪いことをしたような気がしたんです。それをサンドラに言ったら『これは、オスカーが言ってるのだから、心配しないで』って言ってくれて、ほっとしました」。サンドラについては「あるシーンでベストなものを演じるために22回もテークを重ねられていて、本当に尊敬しました」と語る。

父親役のトム・ハンクスと親子の関係性を築くのは楽な作業だったという。「父親との関係は、ほとんどトムから作ってくれたから。トムはとても優しいし、僕をリラックスさせてくれて、万全なサポートをしてくれました」と語った。マックス・フォン・シドーについても「キャリアの長い素晴らしい役者さん」とリスペクト。「とても勉強になりました。子供の頃の話を聞いたんですが、シドーさんは13、14歳の時に、たまたま学校で演劇を見て、これが自分がやるべき仕事なんだと、その時に感じたそうです」。

では、今、本作での評価を受けて、トーマス自身は俳優道をこのまま突っ走っていくのだろうか。「本作に出演できて、本当に自分はラッキーだったし、楽しかったです。俳優の道は一つの選択肢としてありますが、今の時点ではまだわかりません。自分はすごく良い大学へ行って、興味のあるものを勉強したいという気持ちもあるので」。興味のある学科は「数学です。コンピュータサイエンスのプログラミングの授業を高校で受けています。また、勉強中の中国語や歴史にも興味があります」という。ちなみに彼は英語、中国語、クロアチア語と3ヶ国語が話せるそう。何と頼もしい!

本作で彗星のように登場し、天才子役として脚光を浴びたトーマス。でも、周りの評価を気負うことなく、今の自分を正直に語ってくれたところが好感度大。できれば演技派スターの道を邁進してほしいけど、選択肢は多数あり、絞り込むのは時期尚早のようだ。とはいえ、彼の可能性は無限大だ。まずは、彼の映画デビュー作で、その輝きを目に焼き付けてもらいたい。【取材・文/山崎伸子】

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