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パンダの親子の絆に感動した長谷川潤「自分もママになるのが楽しみ」

2012年2月10日 10:30

『51 世界で一番小さく生まれたパンダ』で映画ナレーションに初挑戦した長谷川潤

たった51gの未熟児パンダの成長をメインに、いろんなパンダをフィーチャーしたドキュメンタリー映画『51 世界で一番小さく生まれたパンダ』(2月11日公開)。本作では、中国・成都パンダ基地で誕生したパンダの親子の生態を追っていく。本作でナレーションに初挑戦した長谷川潤にインタビュー。 彼女は目をキラキラさせながら、愛くるしいパンダの魅力を語った。

長谷川は本作のオファーをもらった時、初の映画ナレーションの仕事に戸惑いを感じつつも、映画の内容に感銘を受けたという。ただ、ハワイ育ちの長谷川には、別の苦労が待っていた。「とりあえず知らない単語を英訳して、英語で意味を理解し、日本語の単語と一致させていきました。私は日本語を読むのが結構遅いので、使い慣れない単語は、なるべくさらっと言えるように練習しました。また、愛情たっぷりの心の広い女性になろうと心がけて読んでいったんです」。

本作で長谷川の心を鷲づかみにしたのは、産まれて間もないパンダの赤ちゃんだ。「まだ羊膜に包まれていながらも、一生懸命手を伸ばして生きようとする姿にキュンとしました。また、お母さんパンダが出産している時の表情や、産んだ後、すぐに子供を抱きかかえる表情が何とも言えなくて。ちょっと人間に近いなって感じました」。

51gのパンダの名前はウーイー。中国語でウーは5、イーが1という意味だ。保育器に入り、人の手を借りて大人になっていくウーイーについて、長谷川はいろんなことを考えたという。「未熟児で本当なら死んでしまうパンダが、人間に育てられて、立派な大人になっていく。ほら、できるじゃんって気持ちがありつつも、複雑な感じがしました。やっぱり理想は、ちょっとずつ自然に返してあげることなんだなって思ったんです」。

本作では、パンダの感動的な親子の絆だけではなく、育児放棄や想像妊娠をするパンダのショッキングな映像も紹介される。「ショックでした。何で?って思いました」という長谷川。「自分の子供じゃないのにおっぱいをあげたりするパンダもいれば、抱くのが下手な母親もいる。でも、不器用ながらもみんな一生懸命なんです。不安も表情に出ていて、可哀想でしたね。そういうシーンにもぐっときました。それぞれのパンダのコンプレックスを見ることができるので、ああ、自分と一緒なんだって共感する部分が生まれますね」。

本作を見て、家族や命についての考え方も変わったという長谷川。「ママと子供の強い絆を見たりすると、より自分の家族を大切にしたいと思いましたし、どんどん過ぎていく時間を一緒に過ごして、思い出を一杯作りたいって思いました。この先、自分もママになるだろうから、そのこともより楽しみになったし。いつかこの映画を子供と一緒に見たいなって思ったりもしました」。

最後に、モデル、司会、女優など、幅広く活躍する長谷川に、仕事をやるうえでのポリシーについて聞いてみた。「やるプロジェクトを100%信頼できないと嫌なんです。自分が信じられて愛せるものじゃないと。私は集中して全てを出したいタイプなので、気持ちが入っていないと上手くできないんです。嘘をつけないというか、顔にも声にも出ちゃうタイプなので。本当に好きなプロジェクトだと精一杯やりたいと思うんです。私の中ではわがままなポリシーですね」。

大きな瞳でインタビュアーを真っ直ぐとらえ、体全体でリアクションをしながら色々な思いを語ってくれた長谷川潤。その活き活きとした表情からは、公私共に満たされている様子が伺えた。『51 世界で一番小さく生まれたパンダ』では、長谷川の母性あふれるナレーションが、パンダの親子愛を優しく包み込んでいるので是非注目を!【取材・文/山崎伸子】

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