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恥じらう10代の素人少年少女たちを成長させたのは、あのカリスマの魔法だった!?

2012年3月4日 15:00

全くダンス経験のない素人の子供たちがカリスマダンサーの教えでどう変わるのか?
全くダンス経験のない素人の子供たちがカリスマダンサーの教えでどう変わるのか?[c]TAG/TRAUM 2010

2009年に急逝したコンテンポラリーダンス界のカリスマ、ピナ・バウシュ。名匠ヴィム・ヴェンダースが彼女の死を悼んで世に送り出した3D映画『Pina 3D ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(公開中)が話題を呼んでいるが、さらにもう一本、生前のピナの姿を伝える貴重なドキュメンタリーの公開が控えている。それが『ピナ・バウシュ 夢の教室』(3月3日公開)だ。

同作は、ピナのもとに集まったダンス経験のない40人のティーンエイジャーたちが、ピナの代表作「コンタクトホーフ」の舞台に立つために、10ヶ月におよぶ猛特訓によって成長していく姿を記録したドキュメンタリー。前述のヴェンダースの作品が、3D映像を駆使してアーティスティックな側面からピナ・バウシュを描き出したものであるとするならば、本作はピナの指導風景を通じて、リアルな彼女の姿をとらえた作品と言えるだろう。

最初は恥じらいを捨てきれず、弱音を吐いていた子供たちが、ピナの厳しい指導と深い愛によって自分を解き放っていく過程は、まさにピナの魔法と言うほかない。本作には事故で父親を亡くした少女をはじめ、演劇好きの少年や、ロマの子供まで、じつに多様な環境で育った子供たちが登場するが、彼らが自らの弱さを克服し、あらゆる抑圧から自由になっていく姿は言葉にしようもないほど美しいのだ。

いよいよ本番を迎えた舞台の当日、ピナは子供たちを集めて最後のミーティングを行うのだが、その様子だけは撮影することを許されなかったという。そんなエピソードをはじめ、ピナ・バウシュという偉大な芸術家の人がらや魅力がたっぷりと収められた本作。ヴェンダースの作品と併せて見れば、あなたもピナの魔法にかかってしまうかも!?【トライワークス】

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