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驚異の売れ行き! 小説版「しあわせのパン」で大泉洋の隠された思いも明らかに

2012年1月26日 13:17

本作が長編初監督となる三島有紀子監督が書き下ろした小説版「しあわせのパン」発売中(630円)
本作が長編初監督となる三島有紀子監督が書き下ろした小説版「しあわせのパン」発売中(630円)[c]2011『しあわせのパン』製作委員会

北海道で一足先に先行公開が始まった映画『しあわせのパン』が1月28日(土)より全国公開を迎える。主演の原田知世と大泉洋が小さなパンカフェを営む夫婦に扮した本作は、夏・秋・冬・春それぞれの季節にカフェを訪れる、様々な客たちと夫婦との心の交流を優しく描き出している。公開に先駆けて同名の小説版が現在発売されているが、同種の書籍としては異例の10万部を突破し、映画公開前にもかかわらず、驚異的な売れ行きを見せている。

実はこの小説、通常の映画の原作本やノベライズとはちょっと違う。通常、映画の原作やノベライズは、微細な差はあれど本編と同じ物語が展開するが、この小説版では、カフェを訪れる客の視点で物語が進行していく。映画では自分たちのことを多くは語らない水縞夫妻の、違った一面が垣間見られるのだ。さらに、大泉が演じた妻を見守る夫・水縞くんの日記も収録されており、いつも穏やかな微笑をたたえていた彼の隠された思いが判明するなど、小説と映画がそれぞれ補完し合うような関係になっている。

小説は脚本も手がけた三島有紀子監督自身が映画撮影後に書き下ろしているため、映画独特の優しい雰囲気も再現されている。さらに巻末には物語の重要な鍵となる絵本「月とマーニ」も特別収録されているなど、映画の細かい世界観が楽しめるのも嬉しい。主演の原田知世も「読み終えた時、胸の奥の深いところがじんわりと温かくなって、あふれる涙が止まりませんでした」と絶賛のコメントを寄せている。

映画を見る前に読むか、見た後に読むか、ついつい迷ってしまいそうだが、三島監督のお勧めは、「まずは映画を見て、皆さんの中で色々想像していただいてから小説を読んでいただいて、新たに紐解かれる事実を楽しんでいただき、映画をもう一度見ていただけたら、より深く楽しめると思います」とのこと。もちろん、どちらが先でも十分に楽しめることは間違いないので、映画と小説両方でじわりと胸に染みる独特の世界観に浸ってもらいたい。【トライワークス】

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