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故・原田芳雄、異例のヨコハマ映画祭最優秀男優賞を受賞!

2011年12月10日 17:31

『大鹿村騒動記』の故・原田芳雄がヨコハマ映画祭最優秀男優賞を受賞

“映画ファンのための映画祭”と人気を博すヨコハマ映画祭の第33回の各賞が発表された。激動の2011年の日本映画ベスト1に輝いたのは、故・原田芳雄主演、阪本順治監督作『大鹿村騒動記』。原田芳雄には、ヨコハマ映画祭から特別にヨコハマ映画祭最優秀男優賞が授与される。また、園子温監督作『冷たい熱帯魚』が監督賞、助演男優賞、助演女優賞(2冠)合わせて4冠を獲得。新鋭・前田弘二監督作『婚前特急』は新人監督賞、主演女優賞、最優秀新人賞の3冠と大健闘した。

ヨコハマ映画祭の各賞は、映画評論家や映画ライター、映画ファンなど35名の投票により選出される。ヨコハマ映画祭実行委員長の北見秋満は、今年のエントリー作品を見て、こう語る。「今回は東日本大震災の影響が影を落とすこともあろうかと想像しながら準備を進めておりますが、秀作群の多くは震災前に作られたものでした。でも、それらは震災後の人々の心が、絆の再構築や思いやり助け合うことの尊さに向かっていることを先取りするかのような、予感に満ちていたということです。これこそが映画の持つ“力”なのではないかと思い知らされています」。

また、北見委員長は原田芳雄の映画人としての足跡をこう讃えた。「映画『大鹿村騒動記』と原田芳雄さんの、かくある表現その姿が全てを物語ってくれています。原田芳雄さんが自身の魂の到達点として選んだのがすこぶる付きの人情喜劇であったことに驚かされます。ヨコハマ映画祭として原田芳雄さんには原田さん以外には冠することができない賞を捧げたいと思います」。

毎回、映画ファンに大盛況な、一般客参加型のヨコハマ映画祭の表彰式と上映会は、2012年2月5日(日)に横浜・関内ホールで開催される。上映作品は『大鹿村騒動記』『婚前特急』『冷たい熱帯魚』の3本。表彰式では受賞者が登壇してスピーチも行われるので、早めにチケットを手に入れておきたい。【MovieWalker/山崎伸子】

【第33回ヨコハマ映画祭 授賞結果】 ■作品賞:『大鹿村騒動記』阪本順治監督作 ■監督賞:園子温『冷たい熱帯魚』『恋の罪』 ■新人監督賞:砂田麻美『エンディングノート』 前田弘二『婚前特急』 ■脚本賞:渡辺あや『その街のこども 劇場版) ■撮影賞:藤澤順一『八日目の蝉』 ■主演男優賞:瑛太『まほろ駅前多田便利軒』 ■主演女優賞:吉高由里子『婚前特急』 ■助演男優賞:でんでん『冷たい熱帯魚』 ■助演女優賞:神楽坂恵『冷たい熱帯魚』『恋の罪』 黒沢あすか『冷たい熱帯魚』 ■最優秀新人賞:松坂桃李『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia. 』『アントキノイノチ』 杉野希妃『歓待』 浜野謙太『婚前特急』 ★ヨコハマ映画祭最優秀男優賞:原田芳雄(日本映画とヨコハマ映画祭に忘れ得ぬ偉大な足跡を残した名優の名を、わが映画祭の永久欠番とするために―。)

日本映画ベストテン ■第1位『大鹿村騒動記』 ■第2位『冷たい熱帯魚』 ■第3位『八日目の蝉』 ■第4位『恋の罪』 ■第5位『一枚のハガキ』 ■第6位『アントキノイノチ』 ■第7位『モテキ』 ■第8位『婚前特急』 ■第9位『エンディングノート』 ■第10位『まほろ駅前多田便利軒』『その街のこども 劇場版』

第33回ヨコハマ映画祭の入場料金:前売券2,700円 当日券3,000円※チケット取り扱いは「チケットぴあ」と「関内ホール」

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