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阿部力が瑛太、丸山隆平ら共演者を「ライバルでもあり、同じ仕事をしている仲間」と語る

2011年12月16日 12:00

『ワイルド7』でワイルド7の一員であるソックスを演じた阿部力
『ワイルド7』でワイルド7の一員であるソックスを演じた阿部力

望月三起也による同名コミックの実写映画化『ワイルド7』(12月21日公開)で、凶悪犯に対し、極秘裏に発動される抹殺命令を遂行する7人の元犯罪者たち、通称・ワイルド7の一員であるソックスを演じている阿部力に、本作出演の喜びから共演者への思い、今後の展望を語ってもらった。

「お前ら全員、退治する」。ソックスは闇の賭博師だった父親の死後、自らも賭博師となるが、その後、マフィアに命を狙われる身となり、逃亡中に追っ手を射殺、中国で無期懲役の判決を受ける。中国との裏取引でワイルド7に入隊したソックスのモデルは、原作の八百だ。

「花より男子」シリーズの美作あきら役の阿部力といえば、ピンとくる人も多いだろう。役のイメージから、良い人のイメージが強いが、今回はソックスにどのようなイメージを抱き、撮影に挑んだのだろうか? 「ソックスが詐欺師という設定で、自分が撮影をしている時に一番気にしていたのは表情。詐欺師って何を考えているかわからないし、人に感情を感じ取られたくないので、なるべく無表情で撮影に挑みました」。役作りでは銀髪に染め上げた。髪の色をこれほどまで明るくしたことはなく、「どこかのタイミングでチャレンジできたら、やってみたいなという思いはずっとあったんです。そこで監督に相談したところ、すんなりとOKを出してくれました」。「似合っていて、今までのイメージとはガラリと変わっていますね」と伝えると、照れながらも「ありがとうございます」とはにかむ笑顔が印象的だ。

プライベートでもバイクに乗る阿部。本作出演は「最高に嬉しかったですね」と、思わずこちらも笑顔になってしまうほどの満面の笑みで語ってくれた。「バイクが乗れるっていうのを聞いただけでも嬉しくて、自分のやりたいことがまた一つできるんだなという思いでした。バイクのデザイン画を見て、『やっぱり(ワイルド7のメンバー)7人の中で、ソックスの乗っているバイクが一番格好良いな』って(笑)。バイクに乗れるし、格好良いっていう、二度おいしい(笑)」と話すその声は自然と弾む。しかし、初めて乗ったという1300ccのバイクには苦戦したという。「バイクの練習をしている時は大変でした。走り出すのに大きな馬力を使うので、危険なんですよ。練習する時も本番と同じバイクに乗っているから、こけちゃいけないし、こけたら怪我になっちゃうし、神経を使いました」と、苦労したようだ。

本作のメガホンを取ったのは、『海猿』シリーズの羽住英一郎監督。銃撃戦で使用された弾数は全部で1500発。迫力のガンアクションもスピーディーなバイクアクションと匹敵する、本作の魅力の一つになっている。「銃撃戦は壁に当たってバーンと飛んで来るものがすごくリアルで、音も大きいんです。耳栓をしていないと、(鼓膜が破けちゃいそうなくらい)激しくて、初めての体験で驚きが大きかった」と撮影を振り返る。

本作には、主演の瑛太をはじめ、椎名桔平、中井貴一らベテラン俳優陣、映画初出演のアイドル・丸山隆平ら豪華キャスト陣が集結した。北九州での撮影期間中はお酒を飲む機会も多かったという。「それぞれ性格も違いますが、映画への思いは皆さん真剣勝負。仲良くなれて、相談できるお兄さんみたいな人たちがいっぱいできて嬉しいですね。ワイルド7の役じゃないですけど、ライバルでもあり、同じ仕事をしている仲間」と思いを語った。酔っ払った羽住監督は「人が変わる(笑)」と明かし、「いつも『ソックス、格好悪いんだよな』って笑いながら言うんです。マジで言っているのか、冗談で言っているのかわからずも、すごい悔しくて。撮影で絶対にやってやるぞという思いでやれました」と、羽住監督の一言が阿部の闘志を燃やした。

中国と日本のクオーターというルーツを活かし、日本のみならず中国での映画やドラマなどで活躍してきた阿部は、良い人から極悪人まで、どんな役でも型にはまることができる。2012年には主演映画『ゴーストライター・ホテル』の公開も決定しているが、「まだまだ、いろんな役をこなしていきたい。勉強していきたい。役者をしながら、本を書くことを考えたり、自分でも何かゼロから作っていけたら良いなと思います」と、今後の展望を語る。

人気漫画の映画化ということについて、「漫画を事実にして作る『ワイルド7』っていうのも、きっと面白いとは思うんです。でも今回、羽住さんが撮っている『ワイルド7』というのは、現実で起こりそうなことで、見ててすごく格好良いんですけど、リアル感もあるので、そこはうまく(原作と)変えたなと感じます」と、本作の出来栄えに確かな手応えを感じている。バイク、ガンアクションという点から、男性向けの作品にも感じてしまうが、現実に起こってもおかしくないストーリー、男性出演者の魅力に、間違いなく女性も虜になるに違いない。【Movie Walker】

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