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閲覧注意!トラウマ必至なあの伝説的カルト映画の恐怖がよみがえる

2011年11月21日 13:06

奇病に苦しむ少女の怖すぎる表情。当時、5才の子役の圧倒的な演技に驚かされる | [c]1980 松竹株式会社

誰しも、幼い頃に見てトラウマになるほどの衝撃を受けた映画の記憶をお持ちではないだろうか? そんなトラウマ映画を語る時に、“最恐”として必ず話題に挙がるのが、1980年に公開された日本映画『震える舌』だ。映画評論家をはじめ、多くの映画ファンが恐ろしさを語り継いできたこの伝説の作品は、これまでVHSでしか販売されていなかったが、この度、初めてのDVD化が実現。11月23日(祝)に発売されることとなった。

芥川賞受賞作家である三木卓の同名原作を映画化した本作は、ジャンルで分類すれば「医療ドラマ」にあたる作品だ。泥遊び中の怪我により、少女が破傷風に冒されてしまい、死亡率の高い病から何とか救おうと献身的な看病をする両親と、発作に苦しみ、泣き叫ぶ少女の壮絶な闘病生活が描かれている。ストーリーだけ聞くと、感動のヒューマンドラマか、お涙頂戴の難病ものと思われるかもしれないが、この映画の内容はどこからどうみても“ホラー映画”にしか見えないのだ。

確かに破傷風は、少々の刺激で激しい痙攣を引き起こしてしまう病気なのだが、隔離された少女が光や音の刺激により絶叫を上げ、痙攣を起こす姿は、まさにホラーとしか言えないような演出だ。体を仰け反らせ、歯を食いしばり、口を血だらけにする断末魔の形相が、演じた少女による迫真の演技とあいまって思わず目を背けたくなるような恐怖に充ちている。特に弓なりに体を反らせて苦しむシーンは、映画『エクソシスト』(74)の有名なシーンを彷彿とさせ、「CMだけでも怖かった」「絶叫が頭から離れなかった」「眠れなくなった」と、多くの子供にトラウマを与えた作品として未だに記憶されているほどだ。また、看病による疲れから徐々に精神を蝕まれる母親に扮した十朱幸代の怪演もインパクト大で、映画のおどろおどろしさを引き立てていると言えよう。

幽霊やモンスターなどの単純な怖さと違い、破傷風という現実の延長にあるリアルな恐怖を特異な描き方で扱ったことが、本作のトラウマ度を高めている理由の一つ。精神的にじわじわと追い詰められるような劇展開や、とにかくリアルな少女の演技は今見ても斬新で、決して古くささを感じないだろう。体験したことのない人はその伝説の真意を、またトラウマを抱えてしまった人は公開当時に感じたあの恐ろしさを追体験してみてはいかがだろうか。【トライワークス】

■あの頃映画 松竹DVDコレクション 震える舌 
発売日:11月23日(祝)
価格:2,940円
発売・販売元:松竹株式会社

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