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日本一過激な75歳!? 巨匠・若松孝二監督が三島由紀夫の割腹自決を鋭く描く

2011年11月20日 13:00

1970年11月25日に防衛庁内で衝撃的な自決を遂げた三島由紀夫役にARATAが挑む | [c]若松プロダクション

寺島しのぶが第60回ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した『キャタピラー』(10)など、近年の作品が世界的に高く評価されている鬼才・若松孝二監督。自作『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(08)でも起用したARATAを主演に据え、寺島しのぶや満島ひかりの弟、満島真之介を共演に制作した新作『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』(2012年初夏公開)が完成し、その完成披露上映会が三島由紀夫の命日である11月25日(金)に行われる。

若松孝二監督と言えば、ヤクザの下働きなどを経て映画界入りした超異端児。キャリアの初期にはピンク映画の世界で活躍し、ポルノメディアの枠組みを大きく逸脱した革新的な作品を発表してきたことで知られている。近年では一般作の公開が相次ぎ、再評価の機運も高まっている彼だが、常にオルタナティブな価値を提示し、既存の体制に異を唱え続ける姿勢に変化は一切ない。

そんな若松監督が作品のテーマに三島由紀夫を選んだというのは、とても意義深いことのように思えてならない。というのも、三島由紀夫という人はまさにオルタナティブでアングラな文化に寄り添いながら、既存の体制に異を唱え続けた人間だったからだ。本作は三島が民兵組織「楯の会」を結成し、壮絶な割腹自殺を遂げるまでを描いた作品だが、その背後に若松孝二自身の生き様を重ねて見ることも決して間違いではないだろう。

本作に続いて、早くも次回作『海燕ホテル・ブルー』を完成させ、高良健吾や寺島しのぶ、さらに山本太郎と高岡蒼甫を起用するといわれる最新作『千年の愉楽』の撮影も開始した若松孝二監督。日本一アグレッシブで過激な75歳の“反逆”は、まだまだ終わることがなさそうだ。【トライワークス】

■『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち 』完成披露上映会
日時:11月25日(金) 開場19:45、開演20:15(23:05終了予定)
会場:テアトル新宿
料金:1,500円(全席指定席、立ち見あり)、11月20日(日)より劇場窓口先行販売
登壇予定ゲスト:若松孝二監督、ARATA、鈴木邦男(一水会 顧問)、森達也(ドキュメンタリー監督)※上映前に若松監督、ARATAの舞台挨拶、上映後に鈴木邦男、森達也によるトークショーを予定

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