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街を守る正義の味方はゾンビ!? 映画史上最高に臭いヒーロー参上

2011年11月20日 19:00

ゾンビとして復活した青年バート。「お腹が減った!」と普通の食事を口にするのだ
ゾンビとして復活した青年バート。「お腹が減った!」と普通の食事を口にするのだ[c] 2011. Putrefactory Limited, LLC

人間がゾンビを退治するゾンビ映画は数あれど、ゾンビが人間を成敗する映画などはそうそうあるものじゃない。ましてや、ゾンビがヒーロー級の大活躍を見せ、人間がその姿に憧れてしまうなどというのはもってのほかだ。だが、そんな奇抜なアイデアを実現させた世にも珍しい作品が登場した。それが11月19日より公開されている『ゾンビ処刑人』だ。

本作はずばり、ゾンビが正義のヒーローとなって街を守ってしまうというホラーコメディ。舞台は犯罪都市ロサンゼルス。イラク出兵中に亡くなった親友を偲ぶ男のもとに、死んだはずの親友がゾンビとなって現れるところから物語は始まる。空腹を訴える親友に男は食事を与えるが、親友の身体はそれを受け付けずに吐き出してしまう。どうやらゾンビとなった身体の空腹を満たすためには人間の血液を飲むしかないと悟ったふたりは、 この犯罪都市に跋扈する悪人をやっつけ、ついでに血も手に入れるという、最高に合理的な考えに至るのだった!

たとえ銃で攻撃されても既に死んでいるためビクともせず、まさに無敵なゾンビ。怖いもの知らずで、夜な夜な悪党の生き血をすすりまくって、次第に人気者になっていく彼に、人間である親友が嫉妬心を抱くようになるストーリー展開も面白い。アイデアといい、ビジュアルといい、きわもの映画の匂いがぷんぷんする本作だが、意外にも脚本がよく練られている。ゾンビの視点から人間社会をコミカルに皮肉りながらも、終盤では涙を誘うちょっと切ないプロットには、他のインパクト勝負のホラー映画と一線を画す魅力を見つけることができるはずだ。

あろうことか、ゾンビと人間社会の利害関係が一致してしまう本作。史上最高に臭くて汚いヒーローの活躍っぷりをとくとご覧あれ!【トライワークス】

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