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『セカンドバージン』の長谷川博己が語る「女性の色気は男らしさにある」

2011年9月21日 11:43

『セカンドバージン』で鈴木京香の相手役を務めた長谷川博己

鈴木京香主演の人気ドラマの映画化『セカンドバージン』(9月23日公開)で、ヒロインのるいとロマンスを繰り広げる鈴木行役を続投した長谷川博己。主演ドラマ「鈴木先生」でも注目された長谷川だが、彼の出世作は、やはり『セカンドバージン』である。映画版で「全てが完結した」と達成感を口にした長谷川にインタビューしたら、“素敵な男&素敵な女論”を話してくれた。

45歳の出版業界の敏腕プロデューサー・中村るい(鈴木京香)と、17歳年下で妻子持ちの証券会社社長・鈴木行(長谷川博己)が繰り広げるスキャンダラスな恋を描いた『セカンドバージン』。ドラマのラストで、行が銃弾に倒れるという衝撃的な結末を迎えたが、映画ではその前後の物語が、濃厚に描かれる。負傷した行を演じた長谷川は、「僕の場合、負荷がかかった方が役に集中しやすいんです。感覚が研ぎ澄まされて、役に入り込めるので」と役作りについて語った。

もちろん、映画版では傷ついた行の今だけではなく、ふたりの出会いから今に至るまでの過程のドラマも縁どられていく。行の魅力について長谷川は、「女性の視点が中心だから、男から見た素敵な男っていうよりは、女性から見た素敵な男をイメージしなきゃいけないと思いました。でも、最初は、それがわからないまま、ドラマの撮影が始まって。『その仕草が良いですね』と言われても、それは意識してやったことではなかったので、逆に素直にやろうと思いました。意識してやると、かえって空回りするから。ただ、気持ちだけはストレートに伝えようとしました」。

るいのモデルは、幻冬舎の見城徹氏だといわれているが、「顰蹙はお金を出してでも買う主義なんです」というセリフが強烈だ。そういう強気な女性については「良いんじゃないですか」と好意的だ。「女性の色気は男らしさ、男の持つ色気は女らしさにあると、誰かが言っていました。確かに、るいみたいな女性は、男から見ても魅力的に見えたりするのかなって。僕もわりとサバっとした女の人は好きですし」。

るい役の鈴木京香については、とてもリスペクトできたようだ。「役の心情とかをすごく読み込んでいらっしゃるので、立ち居振る舞いから全てにおいて、先輩の俳優としてすごく存在感を感じました」。また、妻役の深田恭子のこともこうほめたたえる。「京香さんがヨーロッパな雰囲気だったとしたら、深田さんは、アメリカのハリウッドっていう感じのイメージがすごくあって。タイプは違いますが、トップの人たちが常にそばにいたんですよね」。

さらに、ふたりの女優について、感謝の思いを切々と語る。「おふたりがちゃんと鈴木行という役を愛してくれたので、世の中の女性が見ても行が魅力的に見えたんです。そうでなければ、絶対このドラマは成功しなかったと思います。演技でもそういうふうにしていただき、本当に助かりました。女優さんですから、僕を見て大変そうだし、可哀想だから何とかしてあげようって思ってくれたのかも。初めてドラマをやった時は、おふたりに僕が挟まれるなんて無理だと思いました。おふたりともエネルギーがすごいから。まあ、本作はふたりにエネルギーを吸い取られて滅びていくという話かもしれませんね(苦笑)」。

映画の見どころについては、「また違った側面から描いている『セカンドバージン』です。場所もシチュエーションもドラマとは少し違いますから。ドラマの都会的なイメージとは違って、映画は幻想的です。フィルムで撮っているから、より情感あふれるものになっています」とアピール。るいと行の禁断の恋が、どう昇華されていくのか。それは映画を見てのお楽しみである。【取材・文/山崎伸子】

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