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映画『ハードロマンチッカー』に見る、今の日本の若者の心の痛みとは!?

2011年9月16日 10:09

主人公を演じるのは松田翔太。イラストは黒田征太郎 | [C]2011「ハードロマンチッカー」製作委員会 [C]黒田征太郎

海外に放つ日本鬼才俳優たちの問題作! 「俺ら、ロマンチストではない。『ロマンチッカー』だ、しかも『ハード』な! 俺ら、必死に生きとる」。映画を見て思うのは、この作品はリアル系の社会派バイオレンス映画である。マンガ原作のヤンキー映画とは一線を画す、心が痛む映画である。「暴力」という選択しか知らない男たちの気が狂うほどマトモな日常を描いた作品だ。今こそ夢を持つことさえ出来ない、疲弊した日本の地方都市の若者からの心の痛みを味わえ!!

『偶然にも最悪な少年』(03)、『THE 焼肉ムービー プルコギ』(07)の鬼才グ・スーヨン監督が描く『ハードロマンチッカー』(11月26日公開)は、暴力しか知らない若者たちの挽歌である。数多くの俳優や文化人を輩出する、福岡県小倉と山口県下関を舞台にして、原作小説をベースにしつつ、舞台を2011年の現在に置き換えた。

主人公のグーを演じたのは松田翔太。永山絢斗、柄本時生、遠藤要、渡部豪太、川野直輝、金子ノブアキ、石垣佑磨、白竜、真木蔵人、渡辺大、芦名星、真木よう子、中村獅童、渡部篤郎と、血の気の多い豪華キャストが勢ぞろいする。喧嘩に明け暮れ、鉄パイプを振り回し、強がりのみで刹那に暴力に生きる。これぞ“ザ・肉食系”だろう。最近増え続けている草食系男子やロールキャベツ男子のような生ぬるいものでなく、獲物を狙うような肉食系のギラギラとした感じが作品全体から伝わってくる。まさに本作は、肉食の肉食による肉食のための映画だ。

暴力しか知らない若者たちの挽歌が、暴力とは何かを世に問いかける。必死に生きるハードでロマンチックな男たちの魂の痛み、肉食系と呼ばれる男のリアルな生き様を感じることができるだろう。この映画は21世紀の『あしたのジョー』になるかも!?

『ハードロマンチッカー』は11月26日(土)より全国公開となる。

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